2010-06-18
Nigel Olsson / Changing Tides (1980)

Nigel Olssonのアルバムにつきましては、1979年に発表された"Nigel"がCD化されただけ(その後、最近といっても90年代のアルバムはCDで出ましたが)で、この1980年の"Changing Tides"も"Nigel"に負けないくらい良く出来たAORアルバムですので、是非、CD化して欲しいと願っているのですが。
"Nigel"には、Paul Davisがオリジナルの"A Little Bit of Soap"とCarl Storieが書いた"Dancin' Shoes"の2曲が大ヒットしましたが、この"Changing Tides"は、"Saturday Might"、"Showdown"などがシングル・カットされましたが、チャート・アクションはそれほどでもありませんでした。
しかしながら、前出の2曲もそうですが、"Trapeze"や"Fool Me Again"など良く聴くと、とてもメロディアスで出来の良いAORナンバーが何曲も収められております。
収録ナンバーは、
01 Saturday Night
02 Fool Me Again
03 Only A Matter Of Time
04 If You Don't Want Me To
05 That's How Long
06 Showdown
07 Should We Carry On
08 Trapeze
09 If This Is Love
の9曲となっております。
01は出だしのギターがカッコ良い軽快なロックンロール調ながらも、メロディがいかしたAORナンバーで、ヒット・ポテンシャルも高いナンバーなんですがね。
もっと売れても良かったナンバーだと思います。
02もポップでメロディアスな良く出来たナンバーで、これまたヒット性抜群と思われるナンバーなんですが。
03はJohn Ford Coleyの名前がライター陣にあるメロディアスなバラード・ナンバーです。
AORしていてとても良い曲です。
04は"A Little Bit of Soap"に似たタイプのナンバーで、テンポの良いポップなナンバーに仕上がっております。
これなんかもヒット性は抜群なナンバーだと思います。
05は再びメロディアスなバラード・ナンバーで、出来は03以上です。
このナンバーは聴きものです。
06はTony Sciutoのナンバーのカヴァーです。
オリジナルに負けないくらい、ポップで良く出来てます。
なお、このナンバーでは、Elton Johnがバックでピアノを弾いております。
07は、Jay Graydon、David Foster、B.J. Cookの3人のペンによるあのAirplayのカヴァーです。
オリジナルはとてもメロディアスなバラード・ナンバーでしたが、このNigelのヴァージョンも素晴らしいバラード・ナンバーに仕上がっております。
08は再びTony Sciutoのカヴァーで、あまりアレンジを変えていないのが良いですね。
軽快でポップに仕上がっております。
09はKerry ChaterとRobbie Pattonのペンによるタイトルから連想されるとおりのメロディアスなバラード・ナンバーです。
この"Changing Tides"ですが、"Nigel"にも優るとも劣らない内容です。
是非、CD化を!
スポンサーサイト
コメント
これは収録時間が短いんですよね。ならば2in1でいって欲しいモンです。
Nigel Olsson
そうですね。
"Nigel"も既に国内盤は廃盤(輸入盤はジャケットもタイトルも違って出ておりますが)ですので、BGO Records辺りから、"Nigel"と"Changing Tides"の2in1でCD化されも良いかも知れませんね。
"Nigel"も既に国内盤は廃盤(輸入盤はジャケットもタイトルも違って出ておりますが)ですので、BGO Records辺りから、"Nigel"と"Changing Tides"の2in1でCD化されも良いかも知れませんね。
コメントの投稿
トラックバック
http://aorparadise.blog66.fc2.com/tb.php/1131-6e62fcaf