2010-07-07
Viktor Lazlo / Canoe Rose (1985)

ジャズやボサノヴァなどのサウンドを濃く打ち出しながらポップなメロディーの曲を歌い、この日本ではシャーデーなどと同じようなお洒落なジャズのジャンルに分類されておりますが、AORとしても十分堪能できます。
本日紹介するアルバムは、彼女の1985年の1stアルバム"Canoe Rose"です。
日本では、1987年に 邦題を「追憶のストーリー」として発表されました。
フランス語と英語で歌われており、冒頭にも書いたとおり、ジャジーなサウンドながらメロディアスでポップで、AORしております。
1曲目のタイトル・ナンバー"Canoe Rose"はシングル・カットされ、フランスのチャートで14位にランク・インされたナンバーです。
ヒットしたナンバーだけあって、彼女のヴォーカルも曲全体もしっとりした感じで、雰囲気はかなり良いです。
2曲目の"Blueser"は一転して軽快でポップなナンバーです。
バックのサックスが結構ファンキーです。
3曲目の"Mata Hari"はミディアム・テンポのゆったりとした感じのナンバーです。
タイトルの"Mata Hari?"と歌う部分が結構気に入っています。
4曲目の"Slow Motion"は英語で歌われているナンバーで、バックの音がとても心地良いメロディアスなAORナンバーに仕上がっております。
5曲目の"Loser"は、2曲目の英語ヴァージョンです。
アレンジもさらにテンポを速め、かなりファンキーに仕上がっております。
ただ単に言語を替えるだけじゃなく、アレンジも変えるって新鮮で良いですね。
6曲目の"Shanghai Lily"、上海という雰囲気出てます。
George Harrisonがサントラを担当した映画「上海サプライズ」で使用された"Hottest Gong In Town"に雰囲気が似てます。
7曲目の"Put The Blame On Mame"も英語で歌われたナンバーで、ビッグ・バンド・ジャズ・スタイルのヴォーカル・ナンバーです。
これまた雰囲気が良く出ております。
ラストの8曲目"Pleurer Des Rivieres"は、このアルバムの一押しといっても良いナンバーでしょうか。
メロディアスなバラード・ナンバーですが、曲の感じはオールド・スタイルといった感じですが、彼女のヴォーカルのアンニュイな雰囲気とそれとピッタリのバックのサウンドが最高のナンバーです。
彼女は現在まで10枚ちょっとのアルバムを発表しておりますが、このアルバムは既に廃盤となっておりますが、中古市場では安く手に入れることができと思いますので、ジャジーなAORがお好きな方にはお勧めです。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://aorparadise.blog66.fc2.com/tb.php/1145-c39594d6