2010-07-14
Breakfast Club / Breakfast Club (1987)

このBreakfast Clubですが、アルバム発表時からかなりの話題となりました。
先ず、メンバーに、Madonnaの"Over And Over"や"Angel"の共作者のStephen Brayが在籍しているということと、このBreakfast Clubの初期メンバーにMadonna自身がドラムスで参加していたということです。
そんなこともあり、すでに大ブレイクしていたMadonnaの影響もあったのでしょうが、このアルバムからシングル・カットされた"Right On Track"がUSチャートで7位を記録する大ヒットとなっております。
このBreakfast Clubのサウンドは基本的にダンス・ディスコ・サウンドですが、メロディアスなナンバーが多く収録されておりますので、ソウル、ファンク、ディスコなどがお好きなAORファンにも十分楽しめる内容となっております。
私も、このアルバムを聴いて、直ぐに好きになりましたが、その理由は、1曲目の"Never Be The Same"がとても気に入ったからです。
この曲は、アルバムに先行して1985年にシングルが発表されておりますが、その時はチャートインしなかったようです。
メロディも素晴らしいですし、曲の雰囲気もとてもいかしたAORナンバーで、私は、このアルバムの一押しのナンバーだと思っております。
2曲目の"Right On Track"は、大ヒットした軽快なダンス・チューンです。
メロディがとてもいかしており、ヒットしたのも頷けます。
3曲目の"Kiss And Tell"もアルバムに先行して発表され、USチャートで48位となったナンバーです。
このナンバーもダンサンブルながらメロディアスなナンバーで、AORの雰囲気も感じさせてくれております。
4曲目の"Always Be Like This"は80年代のUKロック(ニュー・ロマンティック路線)を感じさせるダンサンブルでポップなナンバーです。
5曲目の"Rico Mambo"もダンサンブルなバックのプレイがカッコ良いメロディアスなナンバーで、「いかしている」という言葉がピッタリのナンバーです。
6曲目の"Expressway To Your Heart"はどこかに似た感じの(と思ったら、1967年のGamble & Huffのナンバーでした)耳に馴染む軽快なとてもポップなナンバーです。
そう言えば、このナンバー、Mike Finniganもカヴァーしてましたね。
このナンバーも1988年にシングル・カットされておりますが、ヒットには至らなかったようです。
7曲目の"Speciality"もポップでダンサンブルなナンバーです。
8曲目の"Standout"は、Madonnaのアルバムに収められているようなメロディアスでポップなダンス・ナンバーです。
雰囲気、とても良いです。
ラストの9曲目"Tongue-Tied"もバックのプレイがカッコ良いメロディアスなナンバーで、AORの雰囲気もあります。
このアルバム、とてもカッコ良いですよ。
AORファンにも十分アピールするアルバムだと思いますね。
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コメント
このアルバム、AORとはいえませんが本当に好きですね。確かにツボを押さえた曲作りはお見事です。欲を言えば、質を落とさない形でもう1枚くらい出して欲しかったです。
Breakfast Club
"Never Be The Same"はホント、とても良い曲だと思います。
仰るとおり、もう1枚くらい聴きたかったですね。
仰るとおり、もう1枚くらい聴きたかったですね。
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