2010-07-26
Xpress / Hard Work (1994)

このコレクターズCDは、フランスのTidal Wave Recordsからのもので、Time Warp Recordsとほぼ同じ装丁となっており、仕上がりは粗悪(音質は良い)なものとなっております。
スイス産の女性ヴォーカリスト(Gerlinde Ninaus)をフロントに据えたメロディアス・ハードロック・バンドXpressの1994年の作品です。
バンド・メンバーは、Gerlinde Ninaus - Vocals、Andi Conrad - Guitars/vocals、Urs Muller - Bass/vocals、Mark Cummins - Keyboards/vocals、Roland Kunz - Drumsの5人で、同じく女性ヴォーカルをフロントに据えたIf OnlyやJoanna Deanにタイプが似たメロディアスなハードロックを聴かせてくれております。
収録ナンバーは、
1.Hardworking guy
2.Over the jungle
3.Jimmy
4.Dont hide your tears
5.Gambler
6.Struggle in the band
7.One heart one soul
8.Dangerous game
9.Radio city
10.Don't cry
の10曲です。
1は出だしのコーラスがいかしたギター・オリエンティドしたハード目な曲ながらも、メロディアスな産業ロックといったナンバーで、かなりカッコ良く仕上がっております。
途中のギター・ソロはカッコ良いです。
また、Gerlinde Ninausのヴォーカル・スタイルは、このナンバーでは、若干シャウトっぽいところもありますが、音程もしっかりしていて、結構上手いです。
2はバックのギターに存在感があるメロハーのナンバーです。
ギター以外のプレイもレベルは結構高いと思います。
3はご機嫌なロックンロール風のメロディアスなナンバーです。
このナンバーでもバックのプレイがいかしてます。
4はアコースティカルでメロディアスなバラード・ナンバーで、Gerlinde Ninausのヴォーカルも前3曲とは違い、しっとりと歌い上げております。
5はハード・ブギしたギターのトーンがカッコ良いファンキーなナンバーに仕上がっております。
6も出だしのギター・ソロがカッコ良いブルージーでメロディアスなナンバーです。
7はロックンロールしたご機嫌なナンバーです。
8は再びブルージーなギターのトーンがいかしたミディアム・スロウのブルース・ナンバーです。
このブルージーさが、このバンドの魅力でもあります。
9もブルージーなギターのリフがカッコ良いメロハーしたナンバーです。
圧巻は10で、出だしのキラキラ・キーボードがとてもそそるナンバーで、キーボードとギターのアンサンブルがとても魅力的なメロディアスなハード・ポップしたナンバーです。
これはお勧めです。
このコレクターズCDで初めて知ったバンドですが、全体的にまとまりもありますし、パフォーマンスのレベルも結構高いバンドだと思います。
何より女性ヴォーカルをフロントに据えたロック・バンドに目が無い私ですので、気に入らない訳はありません。
かなり良く出来たアルバムだと思います。
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