2010-07-30
Star City / I'm A Man (1978)

アルバムの演奏者とタイトルは、Star Cityの"I'm A Man"で1978年に発表されたものです。
Star Cityは、Karen Silverという女性ヴォーカリストをフロントに据えた5人組のバンドです。
1998年にカナダのレーベルUnidisc MusicからCD化されたアルバムで、最近手に入れたアルバムです。
このバンドは初見のバンドでしたが、購入のきっかけは、最近79年代、80年代のファンク、ディスコ・アルバムを聴くのがマイ・ブームとこのブログにも書きましたが、その一環で価格も安かったから手に入れた訳です。
これがゴリゴリのディスコ・サウンドではなく、結構ソフト・タッチのアルバムで、ジャケット・デザインからは想像出来ないような音なんですね(それにしても、ジャケット・デザインは酷過ぎでしょう?タイトルの"I'm A Man"を意識してのデザインだとは思いますが)。
で、先ずビックリしたのが、タイトル・ナンバーの"I'm A Man"はあのSpencer Davis Groupのヒット曲のカヴァーで、作者はSteve Winwoodなんですね。
これがディスコ・サウンドのアレンジが結構ハマっているんです。
アルバムの1曲目がこのナンバーで、12インチ・ミックスが収録されており、ボーナス・トラックとして同じナンバーのラジオ・ミックスがラストの12曲目に収録されております。
2曲目もカヴァーで、The Delfonicsの大ヒット・ナンバー"La-La Means I Love You"です。
このナンバーは、とてもメロディアスなバラード・ナンバーで、いろいろなミュージシャンがカヴァーしており、私はTodd Rundgrenのカヴァーが最も好きですが、元々名曲ですので、誰がカヴァーしてもそこそこの出来となるナンバーだと思います。
このStar Cityのカヴァーも最高にいかしており、Karen嬢がしっとりとした感じで歌い上げておりますし、バックのサックスの音もそそります。
3曲目の"I Can't Get Over You"はバックのギターのカッティングとベース・ラインがカッコ良い軽快なディスコ・ナンバーです。
4曲目の"Melodia (Melody Of Love)"もあのディスコ・サウンドに欠かすことが出来ないストリングスがいかしたミディアム・ハイのメロディアスなディスコ・ナンバーに仕上がっております。
どこか聴いたことのあるようなメロディで、ヒット・ポテンシャルの高いナンバーだと思いますね。
また、AOR風でもあります。
5曲目の"Make Time For Love"はフルートの音がどこかゆったりとした感じを醸し出しているメロディアスなナンバーです。
このナンバーも結構出来は良いです。
6曲目の"Good Times"もギターのカッティングとベース・ラインがとてもカッコ良いディスコ・ナンバーです。
7曲目の"Born To Be Wild"は、あのSteppenwolfの名曲のカヴァーですが、あのハードロックの名曲をディスコ・サウンドに大胆にアレンジしておりますが、これには?。
1曲目の"I'm A Man"はとても良かったですが、この"Born To Be Wild"はちょっといただけないかも。
8曲目の"Stick It Out"は、このアルバムの中でも最もファンキーなゴリ押しのディスコ・サウンドに仕上がっておりますが、バックの音はかなりカッコ良いです。
9曲目以降がボーナス・トラックです。
9曲目の"Eternity"は、タイトルどおりのディスコ・バラードで、このナンバーのヴォーカルは男性です。
10曲目の"Hold Me"はミディアム・スロウのメロディアスなAOR風のナンバーで、かなりいけます。
曲の出来もかなりなものです。
11曲目の"Sacrifice"はメロディアスで良く出来たディスコ・ナンバーです。
このStar Cityの"I'm A Man"ですが、全体的には良く出来たディスコ・アルバムだと思いますし、簿等にも書いたとおりゴリゴリのディスコ・サウンドでもありませんので、ブラコンやファンクなどを聴くAORファンにもお勧めです。
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