2010-08-11
N.O.W / Force Of Natre (2010)

このレーベルは1996年に設立され、100以上のバンド・アーティストを抱えるほどのメジャー・レーベルとなっております。
ヨーロッパでは、このFrontiers Records以外にもメロディアス・ハードロックの専門レーベルとしてEscape Records、Now & Then Recordsなど沢山のレーベルがありますが、以前MTM Recordsというレーベルがありましたが閉鎖したようです。
その代りという訳ではありませんが、最近はAvenue Of Alliesといった新興レーベルやRock Candyといった再発専門のレーベルも設立されており、沢山の良質なメロディック・ロックのアルバムが発表されており、メロハー・ファンの私にとって、これらレーベルの新譜情報は目が離せません。
特に殆どのバンド・アーティストのアルバムは1stプレスでお終いのようですので、直ぐに廃盤という憂いき目となってしまいますので、興味のあるバンド・ミュージシャンのアルバムは直ぐに手に入れることを心がけております。
本日紹介するN.O.Wはブラジル産のメロディアス・ハードロックのバンドで、2010年にEscape Recordsから発表された1stアルバム"Force Of Nature"です。
バンド・メンバーは、Alec Mendonça - Bass & Vocals、Carlos Ivan - Rhythm Guitars、Caio de Carvalho - Lead Guitars、Jean Barros - Keyboards & Programming、Erik Leal - Drumsで、ヴォーカリストとしてUnruly ChildのPhilip Bardowellがバンド・メンバーとして名を連ねておりますが、ヴォーカル・トラックの録音だけがL.A.録音となっておりますので、彼だけパーマネントのメンバーでは無いと思います。
購入の決め手はPhilip Bardowellがヴォーカルを担当していたということでした。
内容は、JourneyやBostonなどのサウンドに通ずるメロディアスなハードポップを演っていて、私も含め、この手の音が好きなご仁には堪らない内容となっております。
殆どのナンバーをベース担当のAlec Mendonçaが書いておりますが、なかなかのソング・ライターだと思います。
収録ナンバーは、
01 - Can't Make It (How Can I)?
02 - Listen To Your Heart
03 - Lonely Soul
04 - Once That Feeling Comes Again
05 - You
06 - Idol's Grace
07 - Peace Of Mind
08 - The Long Hard Way
09 - Hail Mary
10 - I'm Free (But Not ready To Go)
11 - Midnight Call
12 No Time For Goodbyes
の12曲となっております。
01からメロディアス度が全開のハードポップ・ナンバーで、フックのあるギターのトーンはもう最高です。
02はギターのキーボードも絡むメロディアスナンバーですが、とてもポップに仕上がっております。
03は印象的なピアノの音から入るナンバーで、バックのストリングスも素敵なメロディアスなパワー・バラードのナンバーです。
04はJourneyやBostonなどの80年代の産業ロックの香りがプンプンするメロディアスなナンバーで、私の大好きなサウンド・スタイルのナンバーです。
ギター・キーボードの音が素晴らしいですし、メロディがいかしてます。
05はPhilip Bardowellのヴォーカルがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
06も流れるようなピアノの音から入るメロディアスなハードポップのナンバーで、曲の出来はとても素晴らしく、このアルバムの一押しと言って良いでしょう。
ギターを含めバックのパフォーマンスは素晴らしいです。
07はBostonにも同じタイトルのナンバーがありますが、もちろん同名異曲のナンバーです。
こちらは、ポップでメロディアスなAOR風のナンバーに仕上がっております。
08はバックのキラキラ・キーボードがいかしたハードポップ・ナンバーです。
メロディアスな哀愁のハードポップといった感じの、これまたお勧めのナンバーです。
09はバックのギターのトーンはとてもいかしたキャッチーでフックに満ちたメロディアスなハードポップ・ナンバーで、これまたお勧めの1曲です。
10はとてもポップに仕上がったナンバーです。
メロディが良いです。
11は盛り上がりのあるメロディアスなナンバーです。
アコースティック・ギターの音色が印象的です。
12での出だしのギターのメロディは最高です。
曲もキャッチーでフックのあるメロディアスでかなり良く仕上がっております。
先ず、捨て曲が殆ど無い1枚です。
次の作品も楽しみですが、この手のバンドは出ては消えすることが多いので、心配です。
是非、次のアルバムも聴いてみたいというバンドです。
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