2010-08-12
Flyte / Flyte (1995)

このレーベルは、Arrows、Rescueなどの良質なハードポップ、メロハーのバンドを擁しておりましたが、最盛期は90年代中盤(特に、1995年に発表したアルバムの数には目を瞠るものがありました)で、90年代末にはレーベルを閉鎖しております。
同じように、この日本では、同じくメロディック・ロック専門レーベルのZERO Corporationが同様の運命を辿ることとなった訳ですが。
Long Island Recordsのアルバムは、もちろん全てが廃盤となっておりますが、現在でも、デッド・ストック物のCDがドイツのネット・ショップなどで流通しており、その価格もピンからキリまでとなっております。
日本のAmazonマーケットプレイスでも、結構な種類のCDがカタログに掲載されておりますが、ドイツのネット・ショップ辺りと比べると価格は若干高めとなっております。
本日紹介っするFlyteのセルフ・タイトルのアルバムもLong Island Recordsから1995年に発表されたアルバムですが、オリジナルは1991年の作品で、ボーナス・トラック4曲を追加してリ・イッシューされたものです。
このFlyteはカナダのバンドで、バンド・メンバーは、Paul Taskas - vocals, guitars, bass、Nick Monaco - keyboards, drum programming, vocalsの2人で、バック・ミュージシャンを起用してアルバムが出来あがっております。
収録ナンバーは、
01 Something Going On
02 21
03 Live Let Live
04 Time
05 Love Is A Weapon
06 Hello Stranger
07 A Quiet Night
08 Under Fire
09 Promises Promises
10 Silent Tears
11 Something Going On (Guitar Drop Mix)
12 Time Of My Life
13 Sometimes I Wish I Was You
14 Never Giving In
となっております。
カナダ産のバンドらしく、キラキラ・キーボードの哀愁のハードポップ(全てではありませんが)を演っております。
ただ、ちょっとヴォーカルが弱いというか、音程が不安定なのがちょっとという感じもしますが。
それが顕著なナンバーが01で、メロディアスで曲の仕上がりも良く、メロディ・マニア必聴のナンバーです。
02は同じカナダのハードポップ・バンドPRISMを連想させるナンバーで、このナンバーもメロディアスで、出来も良いです。
03はアコースティカルでメロディアスなバラード・ナンバーです。こういうナンバーだったら、もっと上手いヴォーカリストを充てるべきですね。
04もアコースティカルな短いナンバーです。
05はメロディアスでポップに仕上がったナンバーです。
06は美しいピアノの音色で始まるメロディアスなバラード・ナンバーで、盛り上がりもあり、曲の出来はかなりなものです。バックのプレイ良いです。
07はギターの音色が印象的なバラード・ナンバーです。アレンジは悪くないと思います。
08はギターのリフがカッコ良いメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
09はスロウでブルージーなナンバーです。特にギター・ソロがカッコ良いですし、他のプレイも素晴らしいです。これは聴きものです。
10もミディアム・スロウのナンバーで、バックのプレイは良いですが、ヴォーカルが?ですかね。
11は01のヴァージョン違いです。
12はポップかつメロディアスのとても良く出来たナンバーです。これもお勧めです。
13もポップでこれまた良く出来てます。
14はバックのキーボードの音が良い、メロディアスなハードポップのナンバーです。
曲の出来・不出来はありますが、まあまあ良く出来たアルバムだと思います。
ヴォーカルを替えればもっと良くなるのに。惜しいなぁ。
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