2010-08-18
Brunorock / Interaction (2005)

2005年にドイツのメロハー専門のレーベルMTM Music(このレーベルもFrontiers Records、Escape Musicと同じくらいメロハー・ファン御用達のレーベルでしたが、いつの間にか閉鎖したようです)から発表されたイタリア人ヴォーカリストBrunorockの3rdアルバム"Interaction"です。
このアルバムも昨日紹介したUNION MAC同様、強力なメロディとキャッチ?なリフを持った見事なメロディアス・ハードロックを奏でております。
特にギターの音は最高で、それもその筈、私が敬愛するイタリア人ギタリストAlex De Rossが大半の曲でソロを弾いているからです。
BRUNOROCKは、NightprideやDark Skyといったバンドで活動してきたBruno Kralerが、Whitesnake、 Journey、Bad English、Unruly Child、Signalといったバンドにインスパイアされ立ち上げられたものです。
Brunorockは、1994年に全曲をイタリア語で歌ったアルバム"BRUNOROCK"でデビューし、2002年に2ndアルバム"X-OVER"をリリースし、本アルバムを発表しております。
参加ミュージシャンは、Alex De Rossoのほか、Rachel Bolan (B, ex:SKID ROW)、Bobby Alvater (G, ex:AFFAIR)、Paolo Morbini (Ds, ex:Eva,Exilia)などで、Brunorockはヴォーカルのほかキーボードも弾いております。
そんなこともあり、イタリア、ドイツ、アメリカでレコーディングされており、最終的なミックスは、元Acceptのギタリストでもあり、そのAcceptの他、Metallica、Ozzy Osbourne、Dokken、Skid Rowなどなどの作品を手掛けてた、Michael Wagenerが手掛けております。
内容は、冒頭に書いたとおり、強力なメロディとキャッチ?なリフを持った見事なメロディアス・ハードロックで、音に厚みがあります。
収録ナンバーは、
01 Interaction (Intro)
02 It's All Been Done 4 Me
03 Now Dies The Truth
04 Pary For The Rain
05 Let Me Be The One
06 Castaway
07 Take The Trophy
08 Hard Working Day
09 No More Promises
10 One Way One Life
11 La Fonte Dei Sogni
の11曲となっております。
01はこのアルバムの導入部といった感じの短いインスト・ナンバーで、連続して02が始まります。
02はとてもカッコ良いギターのリフから始まる、最高にいかしたキャッチーなメロディアス・ハードロックのナンバーです。Alex De Rossoのリード・ギターがとても素晴らしいです。
03はメロディアスかつポップなナンバーです。Alex De Rossaのギターはとても痺れます。
04も厚みのあるサウンドのキャッチーなナンバーです。Alex De Rossoのギター・プレイはもちろんですが、Brunorockのヴォーカルもかなり上手いです。
05はアコースティカルでメロディアスなバラード・ナンバーです。
06はBobby Alvaterがリードギターを担当したポップな感じのメロディアス・ハードロックのナンバーです。
07では再びAlex De Rossoがリードギターを担当しておりますが、やはりBobby Alvaterより数段カッコ良いですし、音に艶があります。とてもキャッチーでポップに仕上がったナンバーで、サビの部分はもう最高です。私はこのナンバーを一押しとしたいですね。
08は軽い感じのハードポップ・ナンバーで、仕上がりもキャッチーでフックがあります。
09はキーボードとギターが程良くブレンドされたメロディアスな産業ロック仕立てのナンバーで、かなりお勧めです。
10は再びアコースティックを大々的にフィーチャーしたメロディアスなナンバーです。
11は母国語のイタリア語で歌っているナンバーですが、これが、また、キャッチーかつポップでとても良く出来たメロディアスなナンバーなんです。このナンバーもキーボードとギターが見事にブレンドされた産業ロックのナンバーに仕上がっております。
Alex De Rossoのギターばかりを書いてしまいましたが、Brunorockのヴォーカルも上手いですし(もちろんキーボードも)、大半の曲をBrunorock自身が書いており、ソングライターとしてもかなりなものだと思います。
とにかく、曲がキャッチーでフックもあり、アルバム全体としても良くまとまっていて、出来も素晴らしいと思います。
メロハー・ファン、必聴のアルバムです。
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