2010-08-23
Big Krush / Wake Up World (2009)

あと、もう一つは海外のネットショップの商品説明、さらにメロハー系では、「MelodicRock.com」、「Rockreport」、AOR系では、「Bluedesert」、「Light Mellow on the Web」などのアルバム・レビューのあるサイトでの情報を見て購入することが多いでし、おそらく皆さんもそうだと思います。
そして、今音楽情報サイトとして、私が気に入ってアクセスしているのが、「AOR-FM」というサイトで、この「AOR-FM」はレコード・レーベルの会社でもあります。
今まで、"PRIDE"、"THRILLS"、"ALLIED NATION"など良質なメロハー、ハードポップ・バンドのアルバムを出しております。
この「AOR-FM」というサイトは、単に自社のCDを販売するだけではなく、AOR、ハードポップ、メロハーのバンドのアルバムも紹介しているサイトなんです。
それも半端ではなく、2004のバンドの3009枚のアルバムを紹介しており、殆どがマイナーなバンドばかりなんですね。
もちろん、70、80、90年代のバンドから現在に至るまでのバンドを紹介しており、アルバムには簡単なコメント(もちろん英語ですが)が書かれており、コメントを見ると聴きたくなるアルバムが多数あります。
ただし、アナログ・レコードしか出ていないものや、既に廃盤となったアルバムの方が多くありますが、最近のアルバムでは、まだCDが流通しているのもあります。
で、気になったアルバムをAmazonのカタログで検索するとレア化してかなり価格の高いものもありますが、普通の値段で売られているアルバムのあります。
本日紹介するBIG KRUSHもその中の1枚で、「AOR-FM」では、West Coast Rockというジャンルで、彼らの2007年のアルバム"Again"が紹介されておりました。
紹介文には、「Smooth west coast much in the vein of Frankie and The Knockouts, AOR (Frederic Slama), Pablo Cruise and Toto, with the occasional latin flair of Santana.」とあり、こんな紹介文であれば興味が湧かない方がおかしい、ということで、早速このアルバムをAmazonで検索すると、普通の値段で売っており、さらにもう1枚、本日紹介する"Wake Up World"というアルバムが発表されていることが分かり、速攻で購入ボタンをクリックしてしまいました。
"Again"はまだ手元に届いておりませんが、最初にこの"Wake Up World"のジャケットを見た時は、「何コレ?」状態でしたが、CDをプレイヤーにかけ、流れてきた曲を聴くと、これは、紛れもなく、West Coastの風を感じるメロディアスなハードポップ、AORを演っているんですね、それもかなり良いときてます。
紹介文で出てきたバンドの中では、AOR (Frederic Slama)が最も近い感じでしょうか。
収録ナンバーは、
01 Wake Up World
02 Always Faithful (Semper Fi)
03 Just Believe
04 (Shine) Down On You
05 Learn To Love Again
06 Seal The Deal
07 Times A Healer
08 I Live I Breathe
09 This Is True
10 Trying
となっております。
タイトル・ナンバーの01は、メロディアスなウエスト・コースト・ハードポップ・ナンバーで、なかなか良く仕上がっております。
キャッチーでフックもあるナンバーで、ギター・ソロがそそります。
02もメロディアスな、これはAORナンバーに仕上がっております。
80年代の香りがしております。
03は再びAORの香りがプンプンするナンバーです。
このバンドにはリード・ヴォーカリストが3人おりますが、このナンバーを歌っている人の声は落ち着きがあり、こういったAORナンバーにピッタリです。
04はその3人のヴォーカリストによるナンバーで、メイン・ヴォーカリストの声はBill Champlin風です。
コーラス・ワークがいかしたメロディアスなAORナンバーです。
05もミディアム・テンポのメロディアスなナンバーで、03のヴォーカリストが歌っております。
06はファンキーな感じのメロディアスなハードポップ・ナンバーです。02で歌っている人がリードを執っております。
07はミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーです。
結構良く出来ています。
08は哀愁のハードポップ・ナンバーで、80年代の香りがする私の好みとするナンバーです。
09は大人向けという言葉ピッタリのミディアム・スロウのメロディアスなナンバーです。
まさしくAORです。
10も哀愁度いっぱいのギターのトーンが最高のメロディアスな産業ロックしたナンバーです。
これはかなりお勧めのナンバーです。
ジャケットだけを見れば、おそらく購入を躊躇うのでしょうが、内容は、本当に良く出来たAOR、ハードポップのアルバムです。
産業ロックのファンは、おそらく気に入っていただけるアルバムだと思いますし、AORファンにもお勧めかな。
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