2010-09-08
Michael O'Brien / Michael O'Brien (1990)

米国産シンガー・ソングライターMichael O'Brienの1990年の作品"Michael O'Brien"です。
これが最高に良く出来たハードポップ・AORアルバムなんです。
アルバムを聴いた印象は、Stan Bushのサウンド・クリエイトに近いものがあると思います。
先ずもって、Stan Bushのファンであれば気に入るアルバムだと思います。
Michael O'Brienはこのアルバムのほかに3枚ほど出しておりますが、今、手に入るのは、このセルフ・タイトルのアルバムと"It's About Time"というアルバムです。
"It's About Time"は少しばかりレア化しているようですが、このセルフ・タイトルのアルバムもレア化必至と思われます。
また、同じ名前のミュージシャンでCCMシンガーもいるみたいです。
このアルバムの構成メンバーは、Michael O'brien - lead vocals, guitar, keyboards、Mike Komyati - bass、Tony Lombardo - lead guitar、Rick Hervey - drums、Jeff Ross - keyboards, guitar, b/vocals、Brian Keith - keyboards, b/vocalsで、George Terry (ex Eric Clapton Band)がリード・ギターで参加しております。
収録ナンバーは、
01. Here We Go
02. Matter of Time
03. I'm Over You
04. I Believe
05. Hold Your Head Up
06. Today Is the Day
07. Wait for You
08. Why
09. I Know
10. Everything to Me
の10曲です。
とにかく、メロディアスなハードポップ・AORを演っております。
01はギター・オリエンティドのメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
Michael O'Brienのヴォーカルもオーソドックスなスタイルで歌もかなり上手いです。
曲の感じもStan Bushスタイルのハードポップです。
02は曲の出だしはメロディアスなパワーバラード風で、本編はこれまたギターのトーンがいかしたハードポップしたナンバーです。
曲の構成、メロディが良いです。
ソング・ライターとしてもかなりの実力の持ち主だと思いますね。
03は曲全体が心地よいといった感じのメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
曲の出来はとても良いですね。
04はキラキラ・キーボードがフィーチャーされたメロディアスな哀愁のハードポップ・ナンバーといったところでしょうか。
本当に、Stan Bush辺りに通じるサウンドです。
このナンバーは、一押しです。
05はArgentのカヴァーです。
バックのオルガンの音やギターのトーンなんか、モロにArgentを意識しているようです。
オリジナル・イメージを損なうことなく、結構プログレッシヴに仕上がっております。
06もキラキラ・キーボードをフィーチャーしたメロディアスな哀愁のハードポップ・ナンバーです。
キーボードの音も素敵ですが、ギターのトーンは最高です。
07もポップに仕上がったメロディアスなナンバーです。
08はバックのフェンダー・ローズの音が美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
Stan Bushの"Love Don't Lie"ほどの出来ではないものの、盛り上がりもありますし、結構良く仕上がっていると思います。
09もギター・オリエンティドのメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
とてもカッコ良いナンバーです。
10もキーボードとギターが絶妙にブレンドされたメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
メロディやアレンジなど曲の仕上がりも素晴らしいです。
全曲捨て曲が無い強力な1枚で、Stan Bushやハードポップのファンであれば必ず気に入っていただけると思います。
レア化必至のアルバムだと思いますので、普通の値段でゲットできる時に、ゲットすることをお勧めいたします。
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