2010-09-19
Line Of Fire / Momentum (2010)

躍動感溢れる明るくキャッチーでフックに満ちたハードポップで、アルバムに貼ってあったシールには、「US Melodic Rock for funs of BOSTON, JOURNEY」とありました。
Shawn PelataはSteve Perry風でハイトーンが伸びやかでパワフルな歌唱力はそこそこですが、Brad Delpの足元には及ばない(Brad Delpに比肩するヴォーカリストは稀有でしょう)のは仕方がないかな。
しかしながら、楽曲は、前述のとおりキャッチーでフックに満ちた分かりやすいメロディの突き抜けるような爽快さを持った曲が多いです。
収録ナンバーは、
01 It Takes Time
02 Obsession
03 Give Me All
04 I'll Be The One Tonight
05 I Belong
06 The Fire Never Dies
07 I'm Crying For You
08 In The Stone
09 Undone
10 Ghost In Your Heart
11 Breaking The Chains
の11曲で、ラスト・ナンバーは、Dokkenのカヴァーです。
01はSteve Perry風のヴォーカルがいかしたJourneyを彷彿するギター・オリエンティドのメロディアスなナンバーです。
ギターのNikki Dimageのギター・プレイはNeal Schonには及ばないものの、かなりのテクニシャンです。
02はメロディアスでキャッチーなフックに満ちたハードポップ・ナンバーです。
Nikki DimageのギターやThomas Clarkのドラムスのプレイがいかしたナンバーです。
03はバックのプレイはとてもいかしてますが、メロディアス度はイマイチの感も。
04は盛り上がりのあるメロディアスなハードポップ・ナンバーで、結構いかしてます。
05はShawn Pelataのハイトーン・ヴォーカルが小気味よいメロディアスでキャッチーなハードポップ・ナンバーです。
06はバックのプレイもメロディもいかしたポップでキャッチーなハードポップ・ナンバーで、曲の出来はかなり良いです。
お勧めですね。
07はギターも兼ねるNikki Dimageのキーボードがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
08はメロディアスでポップなギター・オリエンティドのナンバーです。
09も厚みのあるギターの音がいかしたナンバーです。
10はバックのキーボードのサウンドなんかはモロにJOURNEYしたナンバーです。
JOURNEYの新作といっても誰も疑わないかも。
結構良く出来たナンバーで、お勧めです。
11はDOKKENのカヴァーです。
出来はイマイチといったところで、どうせカヴァーするのであれば、JOURNEYのナンバーをカヴァーすれば良いのに、と思います。
それでも、この"Momentum"ですが、80thのメロディアス・ロック、ハードポップのファンであれば納得の1枚だと思います。
そう言えば、Kevin Chalfantの在籍するTWO FIREも新作を出しますが、この手のハードポップの最近のバンドのアルバムって本当に良く出来ていると思います。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://aorparadise.blog66.fc2.com/tb.php/1211-a85cb3e9