2010-09-25
Hummingbird / Hummingbird (1975)

2007年に紙ジャケでCD化され、初回限定盤だったためすぐに在庫がなくなり、気が付いた時には、すでに入手できない状況でした。
中古を捜しておりましたが、これがレア化しており、通常の値段で購入することが出来ず、ずっと後悔しておりました。
しかしながら、このHummingbirdの一連の作品(この1stと1976年の2nd"We Can't Go On Meeting Like This"、1977年の3rd"Diamond Nights")が再び2010年10月27日にSMH-CD・紙ジャケ仕様でリ・イッシューされる予定となっており、アナウンスがあった時点でアルバムの予約をしました。
このリ・イッシューは本当に有り難いです。
で、昨日、良く行く北大近くの中古ショップで、この1stが1,490円で売っていたのを見つけ、速攻で購入しました(他の2作品は入荷しなかったとのこと)。
家に帰ってから、早速この1stのみ注文のキャンセルをしたのは言うまでもないことです(やはり、SMH-CDの新品でも2,800円はちと高いです)。
第2期Jeff Beck Groupを母体として結成されたバンドであると冒頭に書きましたが、この1stのメンバーは、
Bobby Tench - guitar, vocals
Bernie Holland - guitar
Clive Chaman - bass
Max Middleton - keyboards
Conrad Isidore - drums
で、Linda Lewisがバッキング・ヴォーカルで参加しております。
アルバムの帯の裏を見ると、「ボビー・テンチがブルージーに歌い上げる楽曲からマックス・ミドルトンのキーボードが活躍する先鋭的なナンバーまで多彩な楽曲を収録。アルバムの随所に彩りを添えるリンダ・ルイスらのバック・ヴォーカルも聴きどころのひとつ」とあります。
まさにそのとおりで、特に特にミドルトンのキーボード・プレイは素晴しいです。
収録ナンバーは、
01."Music Flowing" (Isidore)
02."You Can Keep the Money"
03."Such a Long Ways" (Isidore)
04."Horrors" (Holland)
05."I Don't Know Why I Love You" (Hardaway, Hunter, Riser, Wonder)
06."Maybe" (Chaman, Finesilver, Middleton, Tench)
07."For the Children's Sake" (Isidore)
08."Ocean Blues" (Isidore)
09."Island of Dreams" (Isidore)
となっております。
01はモロにファンクしたナンバーで、黒っぽいBobby TenchのヴォーカルとMax Middletonの流れるようなエレクトリック・ピアノの音やワウを効かせたギターのトーンなど聴きどころがいっぱいのナンバーです。
02もファンキーなナンバーですが、結構メロディアスでポップなナンバーです。
03はLinda Lewisのバッキング・ヴォーカルがいかしたブラコン・ナンバーです。
04なんか聴くとJeff BeckがいないJeff Beck Groupといった感じの、ファンキーなフュージョン・ミュージックです。
ここでもMax Middletonのキーボード・プレイが光っております。
05もJeff Beckの"Blow By Blow"に収録されても殆ど違和感の無いナンバーです。
Jeff Beckに負けないくらい、ギターを弾きまくっております。
グルーヴ感のある一押しのナンバーですね。
06もとてもいかしたファンク・ナンバーに仕上がっております。
07はサンバ調のメロディアスでとてもポップなナンバーです。
08はレゲエ調のナンバーですが、途中のフラメンコ・ギターがとてもカッコ良いです。
09はヴォーカル主体のメロディアスなスロウ・バラードといった感じのナンバーです。
ここでもLinda Lewisのバッキング・ヴォーカルが最高にソウルフルで素晴らしいです。
私と同じように2007年のCD化の時に買い逃していた方が多くいらっしゃると思います。
そんな方にとって、今回の再CD化は、大変嬉しいことだと思います。
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