2010-10-05
John Lennon / Gimme Some Truth (4 CD) (2010)

もし、今も生きていたら、この30年間にどのような作品を作っていたのかな?と、フッと思うことがあります。
Paul McCartneyのここ10年間くらいの作品を聴くと、稀代のメロディ・メーカーらしかなぬ凡庸な作品ばかりで、才能も枯渇したのか、とさえ感じさせます。
これも、John LennonとGeorge Harrisonの二人のBeatleがいなくなり、刺激を与えてくれる人が居なくなったからなのでしょうか?
もし、John Lennonが生きていたら、再びLennon-McCartneyとしての作品も発表されていたかも知れません。
John Lennonの生誕70年、没後30年のメモリアル作品が発表されました。
リ・マスター・アルバムのボックス・セットと4枚組のベスト・アルバムなどです。
Amazonで予約していたものが本日届きました。
ボックス・セットは未だ封を切っておりませんが、今、4枚組のベスト・アルバムを聴きながらこのブログを書いております。
手に入れたものは輸入盤で、4枚組のベスト・アルバムは、紙ジャケットに入ったCDと英語で書かれたライナーが入っておりますが、紙ジャケットと言っても作りは粗末でCDがギリギリ入るサイズのため、出し入れが大変です。
CDがそのまんまで入っているので、出したり入れたりしているうちに、必ずやCDに傷が付きそうです。
輸入盤の作りはこういったものが多く、この辺は、日本人の感覚とちょっと違いますよね。
このベスト・アルバムですが、1枚毎テーマ別となっております。
1枚目が"Working Class Hero"、2枚目が"Woman"、3枚目が"Borrowed Time"、4枚目が"Roots"というサブ・タイトルが付いております。
4枚目の"Roots"はJohn Lennonの音楽的ルーツのロックン・ロールを集めたものだということは判りますが、2枚目の"Woman"も収録しているナンバーからなんとなく判りますが、ほかの2枚はOno Yokoさんが、どういう基準でそれぞれ分けられたのか判りません。
それぞれ18曲ずつ計72曲がこのベスト・アルバムに収められておりますので、彼の代表的なナンバーやヒット・ナンバーは網羅されております。
今、HMVを覗いたら、テーマ別のことが記載されていました。
「テーマ別に選曲された下記4枚のアルバム(全72曲)がスリップケースに収納されたセット。
・「ルーツ」?ジョンが影響を受けたロックンロールのルーツ
・「ワーキング・クラス・ヒーロー」?ジョンのポリティカル・ソング
・「ウーマン」?ラヴ・ソング
・「ボロウド・タイム」?人生についての曲 」
ということらしいです。
現在、私は50代後半ですが、私と同じように、John Lennonのオリジナルは全て持っている人でも、このベスト・アルバムやボックス・セットを購入した方が多数いらっしゃるんだろうなと思います。
The Beatlesのリ・マスター・ステレオ・ボックス、モノ・ボックス、それ以前のGeorge Harrisonのダーク・ホース・レーベルのリ・マスター・ボックス、そして、このJohn Lennonのボックス、さらにこれから発表されるAppleレーベル・アーティストのリ・マスターCDのボックス・セットなど、The Beatles関連のCDを全て購入する(した)方(私も含め)もたくさんいらっしゃると思います。
そんなことを考えると、The Beatlesって、一体どんな存在だったのでしょうか?
少なくとも、私が今このようにブログを書いたり、サラリーマン生活を途中でリタイアし、これから中古CDのネット・ショップを開こうとしているのも、彼らの存在があったからです。
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コメント
「コンビニ化、一部のマニアしかCDはこれから購入しないのではないか」
仰るとおり、私もそれを危惧しております。
今、音楽は文化から消費対象のモノになってしまったことが、残念でなりません。
それは、レコードからCDに変化したのも一因かも知れませんね。
レコードは、レコード本体だけではなく、ジャケットも含めて一つのものだったと思います。
私は、レコード・ジャケット・カタログというRoger Dean(YESの一連のレコード・ジャケットのデザイナー)が編集した本を持っておりますが、その中で紹介されているレコード・ジャケットの数々はアートとして見ても目を瞠るものがありますし、収録されている音楽の一部として捉えることが出来るものも数多く見受けられました。
CD化に伴い、ジャケットのサイズが小さくなり、そのため表現の自由が損なわれたのも、音楽を文化として捉えなくなった一因があるのでは、と思っております。
もちろん、CD-Rなどの出現やネットの発展によるダウンロードの躍進というのが直接的原因なんだろうとは思いますが。
でも、じょんさんや私のように、レンタルやダウンロードで我慢できない人たち(CDを購入する人)も多くいらっしゃると思います。
しかしながら、私も含めそういう人たちは、世代的には40代以上の方が多いのも事実だと思います。
だからどうしたというわけではありませんが、音楽文化を絶やさないためには、オジサン世代が頑張っていくしかないのかなぁと、最近は悲観的に考えてしまいます。
なんか支離滅裂な文章になってしまいました。
申し訳ありません。
今、音楽は文化から消費対象のモノになってしまったことが、残念でなりません。
それは、レコードからCDに変化したのも一因かも知れませんね。
レコードは、レコード本体だけではなく、ジャケットも含めて一つのものだったと思います。
私は、レコード・ジャケット・カタログというRoger Dean(YESの一連のレコード・ジャケットのデザイナー)が編集した本を持っておりますが、その中で紹介されているレコード・ジャケットの数々はアートとして見ても目を瞠るものがありますし、収録されている音楽の一部として捉えることが出来るものも数多く見受けられました。
CD化に伴い、ジャケットのサイズが小さくなり、そのため表現の自由が損なわれたのも、音楽を文化として捉えなくなった一因があるのでは、と思っております。
もちろん、CD-Rなどの出現やネットの発展によるダウンロードの躍進というのが直接的原因なんだろうとは思いますが。
でも、じょんさんや私のように、レンタルやダウンロードで我慢できない人たち(CDを購入する人)も多くいらっしゃると思います。
しかしながら、私も含めそういう人たちは、世代的には40代以上の方が多いのも事実だと思います。
だからどうしたというわけではありませんが、音楽文化を絶やさないためには、オジサン世代が頑張っていくしかないのかなぁと、最近は悲観的に考えてしまいます。
なんか支離滅裂な文章になってしまいました。
申し訳ありません。
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個人的には駅前からリアルショップが消えていくのは嫌なのですが、こんな店員こんな情報量の店が存在するのは耐えられないです。お店が開店したらぜひメルマガ会員にならせてくださいませ(^_^)