2010-10-11
Jim Schmidt / Somethin' Real (1982)

既に予約注文だけで売り切れとなったようで、Amazonでもカタログには掲載されておりますが、在庫は無いようです。
Roby Dukeのペンによるナンバーが2曲収録され、さらにアコースティック・ギターで1曲参加しておりますし、Richard PageとSteve Georgeがバッキング・ヴォーカルで参加しております。
ギターは、Paul Jackson,Jr.、キーボードはDavid Diggsが担当しており、内容的には、ライト&メロウの当時のAORそのまんまのサウンドです。
特に1曲目の"Love Has Taken It All Away"の出来は秀逸で、バックのホルンやキーボードの音は最高にいかしており、メロディアスでメロウを絵に描いたようなAORナンバーです。
2曲目の"Somethin' Real"はとても洗練されたナンバーで、バックのピアノの音は素晴らしいです。
バックのRichard PageとSteve Georgeのヴォーカルも最高です。
3曲目の"Not Your Love Alone"はとてもメロディアスなデュエット・ナンバーで、これが堪らなくそそるナンバーなんですが、クレジットに女性ヴォーカルの名前が書いていないので、誰が歌っているのか判らないのが残念です。
雰囲気最高のAORナンバーです。
4曲目の"Within His Joy"もほんわかしたハート・ウォーミングな感じの軽めのAORナンバーです。
5曲目の"The Person That I Really Want To Be"はストリングスとピアノの音が美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
6曲目の"Serious"は出だしのサックスがいかした若干ファンキー・タッチのミディアム・テンポのメロディアスなAORナンバーです。
これなんかも、当時のAORナンバーそのまんまのサウンドです。
ここでもPagesのバッキング・ヴォーカルはいかしてます。
7曲目の"The Eye Of The Storm"もバックのピアノが印象的なメロディアスなバラード・ナンバーです。
8曲目の"Primise Land"と9曲目の"Surer Of Myself"はRoby Dukeのペンによるナンバーです。
"Primise Land"はストリングスが入ったメロディアスなバラード・ナンバーです。
メロディがとても美しいです。
"Surer Of Myself"では、Roby Dukeがアコースティック・ギター(これがとても素晴らしい)で参加しており、バックのピアノがこれまたとても心地よい音色を聴かせてくれております。
ラストの10曲目"Destiny"はファンキーなディスコ・タッチのAORナンバーで、この当時、こういったサウンドがとても持て囃されておりましたが、このナンバーもとてもカッコ良く仕上がっております。
私は、CCMはあまり詳しくありませんし、このJim Schmidtのサウンドにも初めて触れましたが、さすが隠れた名盤に相応しいアルバムだと思います。
このアルバムは、Creole Stream Musicという国内インディーズ・レーベルから発売されたもので、ライナーや歌詞カードは付いておらず、帯の折り返しの裏に若干アルバムの紹介をしているだけのチープな作りですが、内容はかなり良く出来たAORアルバムです。
既に、販売完了となっているようですので、レア盤となるのは間違いないでしょうね。
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