2010-10-20
Stuff / Best Stuff

もちろんブートCDではありません。
ソニー・レコードが主宰する通販専門のThe CD Clubから1993年に発表されたものです。
先日、市内の中古ショップで980円で仕入れたものです。
内容は、1stの"Stuff!!"から3曲、2ndの"More Stuff"から4曲、3rdの"Stuff It"から4曲にライヴ・アルバム"Live In New York"から1曲の計11曲がセレクトされております。
Stuffは、1960年代半ばにGordon Edwardsが結成したセッション・バンドThe Encyclopedia of Soulが母体となって1970年代後半になって結成されたバンドで、Joe Cockerが1976年に発表した"Stingray"というアルバム(このアルバムはレア化しております)にChris Parkerを除くメンバー全員が参加しており、ほぼ方向性を定めたStuffの演奏を聴くことが出来ます。
また、1976年8月には、StuffとしてMontreux Jazz Festivalに参加(その時の音源と動画が2007年に発表)した後、Tommy LiPumaのプロデュースにより1stアルバムが発表されました。
1977年に全てのジャンルを含め名盤と謳われている2nd"More Stuff"、1978年に3rdの"Stuff It"を発表後、何枚かのライヴ・アルバムを出したあと一度は自然消滅することとなりますが、1993年に他界したRichard Teeの代わりにJames Allen Smithを参加させ"Made in America"を発表いたしました。
また、1994年にはEric Galeも他界し、もうStuffとしての活動はないだろうと思っておりましたが、2001年に"Now"といったスタジオ・アルバムを発表いたしました。
私としては、Stuff=Richard Teeだと思っております。
もちろん、Cornell Dupreeのあのギター、Steve GaddのあのドラミングとGordon Edwardsのベース、それら全てがStuffではありますが、Cornell Dupreeのギターは別として、ほかのメンバーを違うミュージシャンに替えてもStuffが成り立つと、私は思っております(否、Cornell Dupreeの代役を立てても成り立つかも知れません)。
しかしながら、Richard Teeのピアノ、キーボードを抜きにStuffを語ることは、断じて出来ないと思っております。
このベスト・アルバムにはそんなStuffの最高のパフォーマンスが収められております。
収録ナンバーは、
01 Foots
02 My Sweetness
03 This One's For You
04 And Here You Are
05 Love Of Mine
06 Since You've Been Gone (Baby, Baby, Sweet Baby)
07 Talkin' About My Love For You
08 How Long Will It Last
09 Honey Coral Rock
10 Shuffle
11 Rainbows
となっております。
どれも名曲ですが、Richard Teeのフェンダー・ローズの音が素晴らしい02、Richard TeeのピアノそしてGordon Edwardsのベースがいかしたメロディアスな03、永遠のバラードの04、Gordon Edwardsのヴォーカルがいかしたメロディアスなブラコン・ナンバー05、Richard TeeのピアノとCornell Dupreeのギターがカッコ良い06、ギターのカッティングとプレイが最高の09、ファンキーな10など、もうどれもとっても、紛れもなくStuffです。
Richard Teeが他界したのは、本当に残念です。
どのピアニストもRichard Teeの代わりにはなり得ません。
スポンサーサイト
コメント
軽音楽をあなたに。タイマーが無い僕は中学から10分の距離を7分に縮めて暗くなっても蛍光灯はつけずに45分のタイミングをテストの終了時間のような緊張感でラジカセの前で正座していたものです(^_^;)FMレコパルがお供だったかな~
FMレコパル
懐かしいFM雑誌の名前が出てきましたねぇ。
確か、他に週刊FM、FM fanという雑誌もありましたね。
私は、どちらかといと週刊FMを購読していた方が多いと思いますが、FMレコパルは、鈴木英人のイラストのカセット・テープのジャケットがおまけで付いており、こちらも結構購読しておりました。
エア・チェック、私もかなりやりましたが、NHK-FMが曲を最後まで流しており、日曜日の午後6時の石田 豊さんがDJの番組は毎週欠かさず聴いておりました。
今でも、思い出すのが、The Beatlesの"Hey Jude"とThe Doorsの"Light My Fire (ハートに火をつけて)"はそれぞれ7分を超える大曲ですが、最後までオン・エアするのはNHK-FMだけだったような気がします。
確か、他に週刊FM、FM fanという雑誌もありましたね。
私は、どちらかといと週刊FMを購読していた方が多いと思いますが、FMレコパルは、鈴木英人のイラストのカセット・テープのジャケットがおまけで付いており、こちらも結構購読しておりました。
エア・チェック、私もかなりやりましたが、NHK-FMが曲を最後まで流しており、日曜日の午後6時の石田 豊さんがDJの番組は毎週欠かさず聴いておりました。
今でも、思い出すのが、The Beatlesの"Hey Jude"とThe Doorsの"Light My Fire (ハートに火をつけて)"はそれぞれ7分を超える大曲ですが、最後までオン・エアするのはNHK-FMだけだったような気がします。
コメントの投稿
トラックバック
http://aorparadise.blog66.fc2.com/tb.php/1236-a5058067