2010-10-29
Brooklyn Dreams / Sleepless Nights (1978)

彼らはニューヨーク出身のブルー・アイド・ソウルのバンドで、Brooklyn Dreams (1977)、Sleepless Nights (1978)、Joy Ride (1979)、Won't Let Go (1980)の4枚のアルバムを発表しており、イギリスでの1stアルバムのCD化まで、オリジナル・アルバムのCD化は無く、唯一、1996年に"Music Harmony & Rhythm: Best of Casablanca Years"というベスト・アルバムのみがCD化されておりました(それも今では、メチャメチャ高い)。
私は、これら4枚のアルバムの中で、この"Sleepless Nights"が最も良く出来たアルバムだと思っております。
どのアルバムも基本的には、ディスコ・タッチのブルー・アイド・ソウルした彼らのヴォーカルがいかしたアルバムですが、AORアルバムという観点からは、この"Sleepless Nights"が一番だと思います。
特に、このアルバムに収録されている"Make It Last"は彼らのナンバーの中で、最も良く出来ているナンバーですし、ほかのナンバーもライト&メロウしたメロディアスなナンバーが収められております。
収録ナンバーは、
01 Make It Last
02 That's Not The Way That Your Mama Taught You To Be
03 Sleepless Night / Send Me A Dream
04 Fashion For Me
05 First Love
06 Street Man
07 Touching In The Dark
08 Long Distance
09 Coming Up The Hard Way
10 Heaven Knows
の10曲です。
01は出だしのLee Ritenourのギターが最高にいかしたメロディアスな、まさにAORしたナンバーです。
彼らのヴォーカルもバックのパフォーマンスも最高ですが、とにかく曲事態の出来が素晴らしいんです。
AORの名曲の中の、1曲に入ると思いますね。
02はストリングスがいかにもディスコ・タッチのナンバーで。サックスの音色がいかした軽快でメロディアスなナンバーです。
03は出だしのストリングスが華麗なメロディアスなバラード・ナンバーです。
さすがBrooklyn Dreams、コーラス・ワークは最高です。
04はバックのストリングスアコースティック・ギターそしてピアノの音が美しい、とてもメロディアスなバラード・ナンバーです。
このナンバーも01の次くらいにお勧めです。
05はミディアム・テンポのバックのホーンがいかしたファンキーなナンバーです。
06は最高にいかしたディスコ・ナンバーです。
ポップでメロディアス、そして軽くファンクしたナンバーで、このナンバーの出来も素晴らしいです。
07は再びミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーで、もうこのナンバーも完全にAORしております。
08もミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーで、このナンバーでもLee Ritenourの華麗なギター・ソロを聴くことができます。
01でのギターは、多分にロック的でしたが、ここでは、本来のLee Ritenourのギターのトーンとなっております。
09はJerry Heyのトランペット・ソロから入るライト&メロウしたメロディアスなナンバーです。
バックのコーラスとホーン類の音もとてもカッコ良いです。
10はDonna Summerとのデュエットによる軽快なディスコ・ナンバーです。
さすがビルボード・ホット100で2位にランク・インされただけあって、ヒット性抜群のナンバーです。
なお、このアルバムには、Jay Graydon、Mike Baird、Ed Greene、Chuck Rainey、Scott Edwards、David Hungate、Victor FeldmanといったAORアルバムに欠かすことのできないスタジオ・ミュージシャンが参加しております。
本当に良く出来たAORアルバムだと思います。
今、Amazonの覗いたら、この"Sleepless Nights"ですが、ボーナス・トラック2曲を追加して輸入盤が2010年12月7日に発売されるようです。
今回の日本でのCD化は限定販売ですので、売り切れは必定と思われますので、買い忘れ(まだ、現在は在庫があるようですが)の時は、この輸入盤を購入するのも良いかも。
もちろん、私は、ボーナス・トラック聴きたさで、輸入盤を予約しましたが。
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コメント
私もギリギリでこのUKヴァージョンの事を知り、これだけ買わない事にしましたが、まさかボートラまでついているとは。普通は日本盤にだけボートラのパターンが多い中、たまにはラッキーな事もあるんですね。
Sleepless Nights
今回のユニヴァーサル・ミュージックからのSMH-CDの紙ジャケのシリーズですが、予約だけで完売のアルバムが結構あり、購入出来なかったら困ると思い、一連のシリーズのアナウンスがあった時から予約注文しておりましたので、この"Sleepless Nights"ももちろん国内盤を購入しました。
イギリスからこのアルバムのボートラ追加のアルバムがCD化されるのが判っていれば、高い国内盤を買う必要もなかったのですが。
気が付いたのが、このブログを書いた後に、Amazonを覗いたらカタログに掲載されていたのを見て、ビックリでした。
1stアルバムと同じくCherry Red Records傘下のレーベルからのようですので、3rd、4thとCD化されるかも知れませんね。
イギリスからこのアルバムのボートラ追加のアルバムがCD化されるのが判っていれば、高い国内盤を買う必要もなかったのですが。
気が付いたのが、このブログを書いた後に、Amazonを覗いたらカタログに掲載されていたのを見て、ビックリでした。
1stアルバムと同じくCherry Red Records傘下のレーベルからのようですので、3rd、4thとCD化されるかも知れませんね。
実は今回は何故だか事前に購入計画だけ立てて安心してしまい、その後の肝心の予約をしていませんでした。(11月発売予定のユニバCDは予約済み)それで発売日前日になって実は予約をしていない事にやっと気づいて、記憶が飛んでいる事に唖然として焦っている過程でUK盤が出る事を知りました。もしいつも通りに事前にちゃんと予約をしていたら私も国内盤を買っていたでしょうに、何か非常に奇妙な経験をした気分です。
今回のSMH-CD
この度のユニヴァーサルからの紙ジャケ・アルバムですが、中に歌詞カード・インナースリーヴのほかにレーベルを印刷したものが入っておりますが、これを良く見ますと、私のBrooklyn Dreamsのこのアルバムのは、「Your Copy No. 0997」とあります。
これを見るとプレス枚数は、10,000枚いっていないということなんでしょうね。
おそらく、予約注文プラス1000枚とかのオーダーなんでしょうね。
これを見るとプレス枚数は、10,000枚いっていないということなんでしょうね。
おそらく、予約注文プラス1000枚とかのオーダーなんでしょうね。
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