2010-11-04
East Coast / East Coast (1988)

オランダのバンドでEast Coastの1988年のセルフ・タイトルのアルバムです。
このEast Coastのことをネットで検索してもうまく引っ掛かってくれません。
他にもアルバムが出ているのかどうか判りませんが、唯一AOR-FMでこのアルバムを紹介していただけです。
それも、「Good Dutch band; Like German band Surprises...in clogs!
This also a very rare cd and a tough one to track down, with dealers charging body parts for the honor.
Was reissued in 2007.」と書かれているだけです。
サウンドは、AOR-FMではドイツのバンドのようなサウンドと表現しておりますが、私が思うには、キーボードやピアノをふんだんにフィーチャーしたドラマティックでメロディアスなサウンドで、同じオランダ勢のBobby ValentineやValencia辺りに通ずるものがあると思います。
収録ナンバーは、
01. Out Of Control
02. Now The Time Is Right
03. 67-68-69
04. He's Your Lover
05. Fight
06. Save Our Planet
07. It Doesn't Matter Anymore
08. Angel Eyes
09. Tonight
10. Red Light Lady
の10曲です。
01はキラキラ・キーボードとギターのコラボがいかした哀愁のハードポップしたナンバーです。
メロディアスでキャッチー、その手が好きなファンには堪らないナンバーだと思います。
ギター・ソロがそそります。
02は大々的にピアノをフィーチャーしたRobby Valentine風のバラード・ナンバーですが、元をただせば、このRobby Valentine、Queenフリークとしても有名な人で、このEast Coastのナンバーももちろんとてもドラマティックに仕上がったナンバーで、Queen風だと言えます。
まさに、ギター・ソロなんかBrian May風です。
03はギターとドラムスのプレイがとてもカッコ良いメロディアスでポップなロックンロールしたナンバーとなっております。
04はミディアム・スロウのメロディアスなバラード風のナンバーです。
バックのストリングも結構美しく奏でられており、ピアノ、ギターの音色も素敵です。
ギターは泣いており、これがとても良いです。
05もQueen風のドラマティックなロック・ナンバーです。
メロディは全く違いますが、雰囲気は"We Will Rock You"といった感じです。
06もピアノを大々的にフィーチャーしたドラマティックなバラード・ナンバーです。
もう、これは完全にQueenしております。
全曲バンド・メンバーのペンによるオリジナルですが、アレンジはQueen風ですが、曲は至ってメロディアスですし、ソング・ライティングの資質はかなりハイ・レベルだと思います。
07はメロディアスでキャッチーなポップロックのナンバーです。
スカっとした爽快感のあるナンバーです。
08は再びキーボードとギターのコラボがいかした哀愁のハードポップのナンバーです。
これまたメロディ・マニアを喜ばさせるようなナンバーです。
09は曲にキレがある産業ロックっぽいメロディアスなナンバーです。
10もメロディアスなバラード・ナンバーで、バックのストリングスがとても美しいです。
このナンバーもドラマティックに仕上がっております。
バックのサックス・ソロがとてもそそります。
マイナーなバンドの良く出来たアルバムを見つけるのは、本当に楽しいです。
AOR-FMでは、2007年にリ・イッシューされたと書かれておりますので、ドイツ辺りのネット・ショップを探せば手に入るかも知れません。
Queenファン、否、ハードポップのファンにお勧めの1枚です。
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