2010-11-07
Various Artists / Lovers (1992)

このシリーズの中古CDは殆どがレア化しており、中には5桁近くするものもあるようです。
私は、全てを持っている訳ではありませんが、ほぼ揃っております。
このシリーズの中で、私的に貴重なアルバムは、「東芝EMIエディション」です。
それは、未CD化の"Robert John - Sad Eyes"と"Avalon - The Writing On The Wall"の2曲が収録されているからで、まぁ"Robert John - Sad Eyes"はほかのコンピ物にも収録されておりますが、"Avalon - The Writing On The Wall"は確かこのコンピレーション・アルバムだけだったと思います。
特にAORのコンピ物は選曲が全てだと私は思っております。
最近のものは、あまり詰らないものが多いように思いますね。
この選曲であれば、自分でCD-Rにして同じように作れてしまいますし、中古で価格が安ければ車用に購入するということもありますが、新品を高い価格で買おうとは思いません。
しかしながら、冒頭の「AOR Light & Mellow」のシリーズは、貴重な音源が入っていたり、レコード会社それぞれの意気込みも感じておりましたので、当時全て新品を購入しましたが。
AORのコンピ物のアルバムは、沢山でておりますが、既にCD化された音源を集めたものが殆どで、あまり食指が動くものはありませんが、中には、既に廃盤となっていて音源を入手しにくいものを収録してあるものもあります。
本日紹介する"Lovers"もそんなコンピ物の1枚です。
取りあえず収録ナンバーを紹介いたしますと、
01 You're Only Lonely (J.D. Souther)
02 Your World And My World (Albert Hammond)
03 Just For The Moment (Ray Kennedy)
04 Seventeen (Adrian Gurvitz)
05 Get It Up For Love (Ned Doheny)
06 Please Be The One (Karla Bnoff)
07 I'm Back For More (Al Johnson)
08 Love Has No Pride (Libby Titus)
09 Don't Talk (Larry Lee)
10 Heart Don't Fail Me Now (Holly Knight)
11 Casablanca (Bertie Higgins)
12 I Go Crazy (Paul Davis)
13 Power (John Hall)
14 Her Town Too (James Taylor & J.D. Souther)
15 Key Largo (Bertie Higgins)
となっております。
基本的には、AORの定番のナンバーが収められておりますが、このコンピ物が発表されたのは、1992年で、この当時のことを考えると貴重な音源が収められております。
04と08は当時未CD化でしたので、そのためだけに購入された方もいらっしゃるのでないでしょうか。
また、現在のことを考えると、08、10と13はアルバムが廃盤となっておりますので、そういう意味では、貴重な音源を集めたコンピ物と言えるかも知れません。
特に10を収録したコンピ物を見たのは、おそらくこれが初めてだと思います。
Holly KnightはHeart、Kiss、Tina Turnerなどに楽曲を提供しているだけでなく、自身もSpider、Deviceといったバンドでキーボードなどを担当していたとても美人のアーティストです。
この10は彼女の唯一のソロ・アルバム"Holly Knight"からシングル・カットされたメロディアスでポップなAORナンバーです。バックのDaryl Hallのヴォーカルもとてもカッコ良いです。
このようなコンピ物の常で、「このミュージシャンならこの曲の方が」とか「このレーベルのアーティストだったら違う人の方が」と良く言われます。
まぁ、人それぞれ好みがあるのはしょうがないことですが、おそらく、このコンピ・アルバムで意見の一致が見られると思われるのが、11と15ですね。
先ず、同じアーティストのナンバーを2曲収録するのは、ちょっと許せません。
次に、11の選曲は良いとして、15は11と同じタイトルのDane Donohueのナンバーを収録するべきである。
おそらくこの2点は私も含めAORファン皆さんの意見が一致するところだと思います。
あと、これは私の個人的な好みですが、13はこの曲で無く"Home At Last"だろうと思いますし、02のAlbert Hammondの代わりに(Albert Hammondは個人的に嫌いということではないですが、まぁどうでも良いといった感じ)Tony SciutoとかDick St. Nicklausでも入れろよ、と思います。
まぁ、AORの捉え方さえ千差万別ですので、自分の好きなアーティストやナンバーなんか皆さんそれぞれ違いますし、これが音楽なんですね。
個人的に音を楽しむ、そこは人によって違って当然です、ネ。
あと、最近Amazonで興味深いAORの6枚組ボックス・セット(東芝EMI)を見つけましたが、価格が15,750円とちょっとばかり高めですので購入するかどうか迷っているところです。
一度はCD化された音源ばかりですが、現在では入手の難しいのも収められており、数曲ですが、その音源を持っていないので、どうしようかなぁ、といったところです。
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コメント
コンピは選曲をチョイスする方の主観(=センス)も反映されると思いますので、自分と趣向が合致すればいいのですが、その方がお好きではないと権利的に可能でも拾ってもらえない場合があるのでしょうね。過小評価されて陽の目を見ないアーティストもいたりして、それが自分的にMAXにフェイヴァリット状態だったりすると自分が非力なのが本当に悔しくなりますね。ちなみに私が何とかして欲しいのは上記のロバート・ジョンとラリー・ホッペンがイニシアチブを取ってた時の3枚のオーリアンズのアルバムです。特にオーリアンズはインフィニティー→MCA→どっか忘れたとレーベルを動きながらリリースしていたので、本人が権利を買い戻さない限りまとめてリイシューは難しいのでしょう。コンピで珍しい曲が収録されるっていうのは、後々のリイシューの伏線になっていたりすることがありますので見過ごせませんが、流石にアヴァロンのCD化はないかな。4曲以外の未発表でもどっさり出てくれば話は別ですが。
本当に仰るとおりです。
「過小評価されて陽の目を見ないアーティストもいたりして、それが自分的にMAXにフェイヴァリット状態だったりすると自分が非力なのが本当に悔しくなりますね。」
何度、こういうふうに思ったことか。
AORはまだ良いです。
産業ロックは、ホント、目も当てられない状況です。
BOSTON、FOREIGNER、TOTOだけじゃないです。
他にもいっぱい良いバンドがいるのに。
K氏もN氏も、殆ど産業ロックに興味を持っていないようですし。
BURRN!のF氏辺りがレーベル会社に強力に働きかけてくれないかなぁ。I氏であれば力があるのでは?
BURRN!辺りが働きかければ、何とかなるような気もするのですが。
何度、こういうふうに思ったことか。
AORはまだ良いです。
産業ロックは、ホント、目も当てられない状況です。
BOSTON、FOREIGNER、TOTOだけじゃないです。
他にもいっぱい良いバンドがいるのに。
K氏もN氏も、殆ど産業ロックに興味を持っていないようですし。
BURRN!のF氏辺りがレーベル会社に強力に働きかけてくれないかなぁ。I氏であれば力があるのでは?
BURRN!辺りが働きかければ、何とかなるような気もするのですが。
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