2010-12-03
Sharp Edges / Slice Of Life (1983)

カナダ産のバンドSharp Edgesの1983年の唯一のアルバム(おそらく)"Slice Of Life"です。
1983年ということですから、それこそ産業ロック華やかしき頃のアルバムで、中身もSurvivorやLoverboy辺りのサウンド・プロダクションとなっております。
カナダ産の産業ロック・ハードポップは、Loverboyを代表に、Prism、Harlequin、Saga、Stan Meissnerなどとても良質なバンドやミュージシャンが多いですが、Sharp Edgesのこのアルバムもこれらに負けないくらい出来の良さです。
バンドのメンバーは、Dave Filchak - guitar, vocals、Tom Lang - guitar, keyboards, vocals、Dan Zimmerman - bass、George Klimow - drumsの4人組のバンドで、プロデュースは、Jeff HealyやRattなどを手がけたEd Stasiumが担当しております。
収録ナンバーは、
01. On the Edge
02. Too Young
03. Runaway
04. Girls on the Airways
05. Schizophrenia
06. City Boy
07. Hard Rock Kid
08. Girls on the Airwaves (Bonus Track)
09. Schizophrenia (Bonus Track)
の9曲が収められております。
01の前奏はSurvivorの"Eye Of The Tiger"を連想させるメロディアスでキャッチーな産業ロック・ナンバーです。
このナンバーはかなり出来も良く、産業ロック・ハードポップのファンであれば気に入るナンバーだと思います。
02はキーボードとギターのコラボがカッコ良い産業ロック・ナンバーです。
どことなく、YESの"Lonely Hearts"に似ております。
03はDel Shanonの有名曲のカヴァーです。
さすが、アレンジはハードポップ風で結構カッコ良く仕上がっております。
04はLoverboy風のメロディアスでキャッチーなハードポップ・ナンバーです。
05もどこかLoverboy風です。
06もキーボードとギターのコラボがいかしたメロディアスでポップな産業ロック・ナンバーに仕上がっております。
07はカッコ良いギター・ソロから始まるハードでポップなナンバーです。
08、09はボーナストラックで04、05の別ヴァージョンとなっております。
このアルバムはカナダのUNI DISCというレーベルから2001年にリ・イッシューされたものですが、ここのレーベルの良いところは自国のこういったマイナーなバンドを数多くリ・イッシューしているところです。
80年代の産業ロックのアルバムって、メジャーなバンドは別として、このようなマイナーなバンドのCD化は殆ど進んでおりません。
この辺は、米国のリ・イッシュー専門レーベルのWounded Bird Recordsやドイツ辺りのマイナーなレーベルからリ・イッシューを期待するしかありません。
この日本じゃ無理そうですので。
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コメント
良盤
まさに仰るとおりで、70年代後半から80年代前半にかけて、産業ロック・ハードポップの良盤がまだまだ埋もれていると思います。
この時期、いわゆるTOTOフォロワーのバンドが出ては消えていた時期で、消えたバンドの中にもこのSharp Edgesみたいな結構良いアルバムがあったに違いません。
BURRN!辺りでレーベルに働き掛けてくれないかなぁ、などと何時も思っております。
この時期、いわゆるTOTOフォロワーのバンドが出ては消えていた時期で、消えたバンドの中にもこのSharp Edgesみたいな結構良いアルバムがあったに違いません。
BURRN!辺りでレーベルに働き掛けてくれないかなぁ、などと何時も思っております。
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確かにカナダは