2010-12-04
Le Roux / Up (1980)

近い内にハードロック系のアルバムも70枚ほどアップする予定です。
どういうわけか、ハードポップ・ハードロック系のアルバムが売れております(といいながらも全体でもそれほど売れているわけではありませんが)。
オープン初日に十数枚売れて、おっ!これはと思いましたが、2日目以降は殆ど売れず、でした。
購入していただいた方は、おそらくこのブログを見ていらっしゃる方ばかりだったようです。
後は、どうやって販路を拡大していくかが課題だと思っております。
で、本日紹介しますLe Rouxの"Up"もショップへアップした16枚のうちの1枚です。
このアルバムは彼らの1980年の3rdアルバムで、プロデュースはJai Windingが担当しております、
1st、2nd辺りはどこかまだ野暮ったさを感じるサウンドでしたが、この3rdは次の"Last Safe Place"やその次の"So Fired Up"への布石となったメロディアスなハードポップ、産業ロックのアルバムとなっております。
この辺はJai Windingのプロデュースとこの頃のTOTOの成功にあったのかな、と思います。
この時期、TOTOフォロワーのバンドが出ては消えておりましたが、このLe Rouxはそこそこ頑張っていたバンドだと思います。
メンバーのヴォーカリスト・ギタリストのJeff Pollardのソング・ライティングに拠るところが大きいとと思います。
とにかく良い曲を書いております。
Jeff Pollandのヴォーカルでも十分魅力的ですが、"So Fired Up"ではFergie Fredriksenが専任のヴォーカリストとして加入し、"Carrie's Gone"というヒットを飛ばしたのは、ハードポップ・産業ロックのファンはもちろん知っていらっしゃると思います。
私は、"So Fired Up"はもちろん好きですが、最も好きなアルバムは、"Last Safe Place"なんです。
特に"It Doesn't Matter"というナンバーが彼らのベスト・ソングだと思っております。
紹介する"Up"も本当に良く出来たハードポップ・アルバムです。
収録ナンバーは、
01 Let Me Be Your Fantasy 03:40
02 Get It Right The First Time 03:48
03 Mystery 04:08
04 Roll Away The Stone 04:59
05 It Could Be The Fever 03:53
06 I Know Trouble When I See It 04:13
07 Waiting For Your Love 03:35
08 Crying Inside 03:23
09 I Won't Be Staying 05:13
の9曲です。
01からギター・オリエンティドのメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
キャッチーでフックもありますし、ギターを始めバックのパフォーマンスが素晴らしいです。
02出だしのキーボードの音を聴いただけで、思わずニヤッとしてしまうナンバーです。
ギターとのコラボがカッコ良いこれぞ産業ロックといったメロディアスなナンバーです。
03もキーボードとギターのコラボがいかしたメロディアスな産業ロック・ナンバーで、もうこの時代の代表みたいなナンバーです。
Jeff Pollandのヴォーカルもそこそこハイトーンで上手いと思いますし、充分に魅力的です。
04はバックのピアノが心地良いメロディアスなバラード・ナンバーで、盛り上がりもあります。
05は出だしのコーラスがいかしたメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
曲が良いです。
06は出だしのドラムスとギターの絡みがいかしたこの時期のいわゆるプログレ・ハードしたカッコ良いナンバーです。
こういうナンバーでは、演奏のレベルが問題となりますが、Le Rouxはもちろん軽くクリアしております。
07もとてもいかしたプログレ・ハード風のメロディアスなナンバーです。
08もキーボードとギターがいかしたメロディアスなプログレ・ハードのナンバーです。
09は再びバックのピアノの音色が美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
"So Fired Up"や"Last Safe Place"の影に隠れているアルバムですが、捨て曲も殆どない良く出来たアルバムです。
産業ロックやハードポップのファンは聴いてみるべきですね。
そうそう、ショップにはこの"Up"のほかに"So Fired Up"の国内盤の新品のCDも既にアップしております。
ヒット・ナンバーの"Carrie's Gone"が聴けますよ。
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コメント
これはいい!
Le Rouxは、"So Fired Up"と"Last Safe Place"を持っていますが、このアルバムもよさそうですね!
「Get It Right The First Time」は、「Carrie's Gone」よりも好きです!
「Get It Right The First Time」は、「Carrie's Gone」よりも好きです!
Le Roux
Le Rouxは1978年に"Louisana's Leroux"、1979年に"Keep The Fire Burnin'"そして1980年にこの"Up"を出しております。
その後、1982年に"Last Safe Place"、1983年に"So Fired Up"を出して解散しましたが、その後再結成し、1999年に"Ain't Nothing But A Gris Gris"というアルバムと2000年には"AOR Live"というライヴ・アルバムを発表しております。
また、"So Fired Up"は2000年にジャケットを替え、ボーナストラックを1曲追加しリ・イッシューされました。
その他、1996年に"Bayou Degradable: The Best of Le Roux"というベスト・アルバムと、1980年、ちょうど"Up"を発表した頃のライヴを収録した"Higher Up"を2002年に出しております。
これらがLe Rouxが発表したアルバムの全てだと思います。
取りあえず私は、これら全てのアルバムを持っておりますが、これがコレクターの性というものなんでしょうね。
Stan Bushなんかもそうですが、気に入ったアーティストの作品は全て持っていないと気が済まないんです(お金はかかります)。
なお、"Higher Up"は私のショップ「aor paradise」に在庫が1枚あります。
ご興味のある方はどうぞ。
その後、1982年に"Last Safe Place"、1983年に"So Fired Up"を出して解散しましたが、その後再結成し、1999年に"Ain't Nothing But A Gris Gris"というアルバムと2000年には"AOR Live"というライヴ・アルバムを発表しております。
また、"So Fired Up"は2000年にジャケットを替え、ボーナストラックを1曲追加しリ・イッシューされました。
その他、1996年に"Bayou Degradable: The Best of Le Roux"というベスト・アルバムと、1980年、ちょうど"Up"を発表した頃のライヴを収録した"Higher Up"を2002年に出しております。
これらがLe Rouxが発表したアルバムの全てだと思います。
取りあえず私は、これら全てのアルバムを持っておりますが、これがコレクターの性というものなんでしょうね。
Stan Bushなんかもそうですが、気に入ったアーティストの作品は全て持っていないと気が済まないんです(お金はかかります)。
なお、"Higher Up"は私のショップ「aor paradise」に在庫が1枚あります。
ご興味のある方はどうぞ。
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中学生時代にFEN放送で名曲「Carries Gone」を聴いたのですが、発音が聞き取り難いグループ名ですので
情報を得るのに時間がかかった思い出があります。
「So Fired Up」は日本版を購入しました。
10年くらい前ですね。
ご紹介されている「UP」の曲ですが、結構垢抜けた感じですね。
「Last Safe Place」はそうでもなかったような記憶が。
ウチにアナログ版あるので今度聴いてみます。