2011-01-03
Boys Club / Live From California (2009)

Marc Bonilla (G)、Glenn Hughes (Vo)、Keith Emerson (Keys)によるBoys Clubの"Live From California"というアルバムです。
この3人のつながりはと言いますと、Marc Bonillaの1991年の1stアルバム"EE Ticket"でKeith Emersonが、1993年の2ndアルバム"American Matador"でGlenn Hughesがそれぞれゲスト参加したことによります。
その後、ずっと交流が続いていたようで、1998年のカリフォルニアでのライヴを収めたのがこのアルバムです。
Marc Bonillaは私の好きなギタリストの一人で、Ronnie Montroseを師と仰いでいるようで、トリッキーなギターを聴かせてくれます。
1stソロ・アルバムでの"Slaughter On Memory Lane"はとてもメロディアスなバラードの最高にいかしたインスト・ナンバーです。
また、2ndソロ・アルバムでは、Glenn Hughesをヴォーカルに据えたProcol Harumの名曲"A Whiter Shade Of Pale"を熱演しておりました(このライヴ・アルバムにも収められておりますが)。
収録ナンバーは、
01 Afterburner
02 Long Journey Home
03 Hoedown
04 A Whiter Shade Of Pale
05 White Noise
06 Cover Me
07 Nutrocker
08 Tarkus
09 Dreams
10 Middle Of A Dream
の10曲が収められております。
01はMarc Bonillaの1stアルバムからのギター・インストのナンバーですが、このナンバーなんか聴くと、やはりRonnie Montroseの影響をかなり受けていると思いますね。
とてもカッコ良いナンバーです。
02はMarc Bonillaのギターの音色がとても面白い雰囲気のナンバーで、これにKeith Emersonのキーボードが被るように03が始まります。
02から03は、まさにプログレ・ナンバーです。
04はもちろんProcol Harumの名曲のカヴァーで、Glenn Hughesがとても感情豊かに歌い上げております。
さすが名ヴォーカリストです。
05もMarc Bonillaの1stからのナンバーです。
これも独特のタッチのギター・プレイがいかしたナンバーです。
06はGlenn HughesとMarc Bonillaのペンによるナンバーで、とてもブルージーに仕上がっております。
07はチャイコフスキーが原曲のEmerson, Lake & Palmerのナンバーです。
もうこれはKeith Emersonの独壇場でしょう。
Marc Bonillaのギターも最高ですが。
08もEmerson, Lake & Palmerのナンバーで、このライヴ・ヴァージョンは実に19分弱の大曲となっております。
Keith Emerson始め、それぞれのインプロヴィゼーションがカッコ良いプログレ・ナンバーとなっております。
臨場感はとても素晴らしいです。
09はThe Allman Brothers Bandがオリジナルのナンバーです。
とてもカッコ良く仕上がっております。
10はMarc Bonilla、Glenn HughesそしてKeith Emersonの3人のペンによるオリジナル・ナンバーです。
Keith Emersonのピアノが華麗で、それに被さるMarc Bonillaのいかしたギター、そしてGlenn Hughesの情感豊かなヴォーカルと、もうホント素晴らしいです。
なお、このナンバーのみスタジオ録音です。
本当にとても良く出来た素晴らしいプログレのアルバムです。
もちろん、そこにはメロハーの要素もあります。
プログレ・ファンだけではなく、メロハーのファンの方にも聴いていただきたいアルバムです。
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