2011-02-13
Kerry Ellis / Anthem (2010)

ドラマティックなアレンジは、もうモロにQUEENしており、ヴォーカルをFreddie Mercuryに替えれば、まさにQUEENといった感じです。
もちろんBrian Mayはプロデュースだけでなく、ギターやその他の楽器もプレイしておりますし、ストリングスの使い方や曲の仰々しさといった感じがQUEENなんです。
主人公のKelly Ellisは、QUEENのミュージカル「We Will Rock You」出演していた人で歌も上手いですし、そこそこパンチ力もあります。
ということで、バックのサウンドは一応メロハーというかハードポップというか、女性ヴォーカルもののこういったサウンドが好きな私にとっては、かなり気に入ったアルバムでした。
収録ナンバーは、
01 Dangerland
02 Anthem
03 I Can't Be Your Friend
04 Defying Gravity
05 I'm Not That Girl
06 You Have To Be There
07 Love It When You Call
08 Save Me
09 Diamonds Are Forever
10 No One But You
11 I Loved A Butterfly
の11曲です。
01は東洋的なアレンジのナンバーの若干サイケ調です。
どこかThe Beatles的な雰囲気も。
タイトル・ナンバーの02を聴いた時には、思わずニンマリでした。
バックの音は。もう完全にQUEENしております。
ストリングスを使い、バックのピアノがいかしたあの独特なアレンジのナンバーで、Freddie Mercuryにヴォーカルを替えればもうQUEENです。
03はスロウなメロディアスなバラード・ナンバーです。
こんな感じの曲を聴くと、彼女の歌の上手さが判ります。
04でもあの仰々しいアレンジが施されており、また、曲もメロディアスで、これももう殆どQUEENしております。
05もミディアム・スロウのバラード・ナンバーです。
このナンバーでのBrian Mayのギター・ワークはカッコ良いです。
06はバックのストリングがとても効果的なメロディアスなナンバーです。
流れるような感じのKerryのヴォーカルがとても素敵なナンバーです。
07はポップでキャッチーなナンバーで、ここでもBrian Mayのギター・プレイが冴えております。
08は美しいピアノの音を従え、Kellyがしっとりと歌い上げているナンバーですが、これまたQUEENのバラード・ナンバーを聴いているかのようです。
09は映画「007シリーズのDiamonds Are Forever」のタイトル・ナンバーのカヴァーです。
これがミディアム・テンポのとても素晴らしいAOR(もちろんAdult Oriented Rock)のナンバーに仕上がっており、とてもお勧めです。
10はバックのストリングスが美しいナンバーで、映画のワン・シーンにでも使えそうな曲です。
やはりKerry Ellisという女性は歌が上手いですね。
11はアコースティカルでメロディアスなナンバーです。
Kerry Ellisのこの"Anthem"ですが、女性ヴォーカルもののアルバムが好きな方にもちろんお勧めですが、AORファンにもお勧めできるアルバムだと思います。
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