2011-02-17
Jane / Between Heaven And Hell/Beautiful Lady (2000)

これって、モロにPINK FLOYDでしょう。
このアルバムの主はドイツ産のプログレ・バンドで、1977年の"Between Heaven And Hell"と1986年の"Beautiful Lady"の2枚を1枚のCDに収めたものです。
"Between Heaven And Hell"は全4曲で、1曲目は20分弱ある大曲で、"Beautiful Lady"は全8曲が収められております。
このJANEは、70年代初頭から活動しているバンドのようで、Together (1972)、Here we are (1973)、Jane III (1974)、Lady (1975)、Fire, Water, Earth and Air (1976)、Live at Home (1976)、Between Heaven and Hell (1977)、Age of Madness (1978)、Sign No. 9 (1979)、Jane (Mask) (1980)、Germania (1981)、Warlock Rock Ballet soundtrack (feat. Lady Jane) (1983)、Beautiful Lady (1986)、Live '88 (1989)、Live '89 (1990)とかなりのアルバムを発表しております。
この2in1のアルバムには、
01 Between Heaven And Hell
02 Twilight
03 Voice In The Wind
04 Your Circle
以上"Between Heaven And Hell"から
05 I Need You
06 Beautiful Lady
07 In My Life
08 Hold Your Line
09 Silence
10 Never Let You Go
11 Just So In Love
12 Imagination
以上"Beautiful Lady"から
の計12曲が収録されております。
01は冒頭にも書いたとおり20分弱の大曲で、まさにPINK FLOYDしたサウンドとなっております。
先ず、"Shine On You Crazy Diamond"風のヴォーカル・スタイル、そしてDavid Gilmourを彷彿する泣きのギター、もうとてもいかしたナンバーです。
02はBlack Sabbath風のヘヴィなギターのリフから始まるナンバーで、とてもドゥーミーな感じのナンバーですが、これも曲としてはかなりいかしてます。
とにかくギター・プレイは最高です。
03は再び泣きのギターをフィーチャーしたナンバーで、キーボードの音色や曲の感じはまさにプログレしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
このナンバーの出来も良いですね。
04はロックンロールしたナンバーで、ブギー調のギターの音色がカッコ良いナンバーです。
05はキーボードとギターのコラボがいかしたハードポップ風のメロディアスなナンバーです。
06はメロディアスでとてもポップなナンバーです。
曲の出来も良いですし、これまたハードポップしたナンバーで、とてもいかしてます。
07はプログレ風味ではありますが、曲はポップでメロディアスな聴き易いものとなっております。
曲の出来はそこそこだと思いますね。
08はサックスをフィーチャーしたメロディアスなナンバーで、曲の感じとしてはハードポップ、産業ロック風だと思います。
出来は良いです。
09は美しいストリングスから始まるメロディアスなバラード・ナンバーです。
10はギター・オリエンティドのナンバーですが、これはまさにハードポップというか産業ロックといった感じのナンバーだと思います。
でも、好きです、こんなサウンドのナンバーは。
11は普通にポップロックしたナンバーです。
12はベースとドラムスの思いリズムのナンバーですが、曲は結構メロディアスで、出来もそこそこだと思います。
途中からJohn Lennonの"Imagine"に変わります。
04までと05以降とはサウンドが全く違い、同じバンドのアルバムだとは思えないですね。
"Between Heaven And Hell"の方が迫力も満点でインパクトもあります。
しかしながら、"Beautiful Lady"もハードポップ、産業ロックのアルバムとして聴くぶんには全く違和感は無いですし、結構好きです。
彼らのアルバムは殆どレア化しているようですが、"Between Heaven And Hell"は聴いてみる価値があるアルバムだと思いますね。
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