2011-03-06
Glaz / Escalibur (1993)

もちろん、今回もレア盤が多数ありますので、興味のある方は覗いてみてください。
さて、本日は、フランスのフォーキーでトラディショナルなプログレッシヴ・バンド GLAZ の1993年の1stアルバム""を紹介いたします。
彼らは、この1stのほかに、1995年に"Ar Gest"、1996年に"Holen Ar Bed"の計3枚のアルバムを発表しております。
彼らのサウンドの特徴は、「フォーキーでトラディショナルなプログレッシヴ・ロック」です。
先ずメンバーは、Nathalie Brignognen (vocal)、 Loic Blejean (uillean pipe, whistle)、Jean-Claude Normant (piano, organ)、Yves Ribis(guitar)、Jean-Christophe Boccou (drums)、Yann Honore (bass, programming, composition, arrangement)の6人組みで、Nathalie Brignognenという女性が殆どのナンバーでリード・ヴォーカルをとっており、また使用している楽器を見ると、Loic Blejeanがバグ・パイプみたいなものを使っており、このことがトラディショナルな雰囲気を醸し出しております。
収録ナンバーは、
1 Tro Ha Tro 4:14
2 Marzhin 5:17
3 Wisdom 3:45
4 Dagda 3:54
5 Sail Away 4:30
6 Nerdud 3:40
7 Nostalgia 4:54
8 An Heni A Garan 4:55
9 Walk On 6:31
10 Piw A Varn 5:21
11 Aquilonia 4:03
12 BZH Fusion 3:56
の12曲が収録されておりますが、演奏時間を見ると、プログレといいながらも冗長なナンバーはありませんし、ギターも結構弾いておりますし、曲もメロディアスですので、かなり聴き易い感じがします。
また、Nathalie Brignognenのヴォーカルも上手いですし、声質もオーソドックスです。
ときどき、男性ヴォーカルがリードを執るナンバーもありますが、これにはちょっと?で、全てNathalie Brignognenのヴォーカルの方が良かったのにと思いますが。
1の出だしのサウンドはとてもそそりますし、それに続くNathalie Brignognenのヴォーカルを聴いた時は、とても期待しましたね。
このナンバーはかなり」いかしてます。
2はアコースティカルで牧歌的なナンバーで、こういったナンバーが彼らの特徴なんだと思います。
3はパイプの音をふんだんにフィーチャーしたナンバーですが、アコースティック・ギターの音色も良いですし、メロディアスです。
4なんか聴くと、彼らの演奏のレベルが高いのがわかります。
バックのパフォーマンスは素晴らしいです。
5もパイプをフィーチャーしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
6はバックのベースがビンビンで、かつ、エレクトリック・ギターをフィーチャーしたフュージョン・タッチのインスト・ナンバーですが、これが最高です。
お勧めのナンバーです。
7は一転してパイプをフィーチャーしたゆいったりと流れるようなナンバーですが、この男性ヴォーカルが余計ですね。
下手じゃないですが、バンド・イメージが崩れてしまいそうです。
8ミディアム・スロウのメロディアスなナンバーですが、結構盛り上がりがあって良いです。
Nathalie Brignognenのヴォーカルもバックのパフォーマンスも素晴らしいです。
9はメロディアスなポップな感じのナンバーです。
10もフォーキーでトラディショナルなナンバーです。
11はパイプとギターとコラボしたとてもカッコ良いインスト・ナンバーで、この曲の出来もかなりなものです。
12はメロディアスでポップに仕上がったナンバーです。
GLAZ、なかなか良いですよ。
プログレ・ファンだけじゃなく、AOR、産業ロック、メロハーのファンにもお勧めできます。
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