2011-04-29
SUN'N'STEEL / Wicked World (2001)

スイス産のメロハー・バンド"SUN'N'STEEL"の2001年の2ndアルバム"Wicked World"です。
SHAKRAやGOTTHARDなどに代表されるオーソドックスなメロディアス・ハードロック・スタイルで、メロハー・ファンであれば気に入るアルバムだと思います。
内容はそこそこですし、先ずジャケット・デザインが素敵というかセクシーですよね。
ヴォーカルはちょっとばかり一本調子の感じで声質は少しばかり暑めですが、バックは厚みのあるギター・オリエンティドなサウンドで、私はこういったサウンドが好きですので、結構気に入っています。
収録ナンバーは、
01 Wicked World
02 America
03 Stranger
04 Get Out
05 Rising Heat
06 Hunting With Eagles
07 Heroes
08 Break Down The Wait
09 Don't Break My Heart Again
10 Fireball
11 All Or Nothing
の11曲が収められております。
09はWHITESNAKEのカヴァーですが、他のナンバーは彼らのオリジナルとなっております。
01のギターのリフとキーボードのコラボから始まる前奏がとても素晴らしく、また、本編もとてもメロディアスで、最高に良く出来たナンバーです。
さすが、タイトル・ナンバーで、これを1曲目に持って来たということは、彼らの自信作なんでしょうね。
一押しです。
02は"America"と繰り返す部分が多すぎて正直飽きますが、メロディはそこそこ良いですし、ギターを始めバックのパフォーマンスはいかしてます。
03でもギターのプレイはいかしており、曲調としてはパワー・バラード風でしょうか。
曲の出来はかなり良いです。
04なんか聴いていてもバックのパフォーマンスはかなり素晴らしく、とても良く出来たメロディアス・ハードロックのナンバーです。
でも、やっぱりヴォーカルが一本調子という感じかな?
音程は悪くないんですが、強弱というか、押したり退いたりする部分が無い...のかなぁ。
05もギター・オリエンティドのサウンドに厚みがるメロハーのナンバーです。
06での出だしのキーボードはとても印象的です。
曲のスタイルはメロディアスなパワー・バラードです。
この曲の出来もかなり良いですが、ヴォーカルが一本調子でメリハリがないのが残念です。
あーぁ、勿体ない。
07はギターのリフがカッコ良いWHITESNAKE風のナンバーです。
メロディも良いですし、バックのサウンドも良いですね。
08はポップに仕上がったメロハーのナンバーです。
09はWHITESNAKEのカヴァーで、これもバックのパフォーマンスはいかしてます。
ヴォーカルはもちろんDavid Coverdaleの足元にも及びませんが、もう少し歌い方にメリハリをつけたらちょっとは違うと思うのですが。
10もギターのリフがとてもカッコ良いメロディアスなナンバーです。
このナンバーでは、キーボードも良い働きをしております。
11もWHITESNAKE風のナンバーで、とてもポップでメロディアスでいかしております。
曲の出来はかなり良いですし、バックのパフォーマンスも素晴らしく、これでヴォーカルがもう少し表現豊かな人だったらかなりいけてると思います。
このアルバムですが、ヴォーカルの声を差し引いても、出来としてはかなり良いアルバムだと思いますね。
あーぁ、ホント、勿体ないです。
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