2011-05-04
SLUKA / Fear Of Ordinary Life (1990)

このSLUKAというバンドのデビューは、当初ジャパン・オンリーでした。
アメリカ産のバンドで、中心人物はヴォーカルを担当するChristopher Slukaで、5人組みのバンドです。
今まで3枚のアルバムを発表しており、今回紹介するのは、1990年の2ndアルバム"Fear Of Ordinary Life"です。
この2ndと1stは当初ジャパン・オンリーで、彼らの活動の拠点も東京だったようです。
その後、海外でもアルバムを発表しますが、結局はグローバルなヒットには至らなかったようです。
このようにジャパン・オンリーの海外アーティストとして、他にJohn Warrenなどがおりますが、このJohn Warrenも3枚のアルバムを発表してます。
John Warrenのアルバムも内容は同じようにとても良く出来たAORアルバムでしたが、日本のみの小ヒットに終わり、日本では、中古CDは二束三文の値段で売られているますが、海外ではレアもの扱いされております。
実は、このSLUKAも同じような感じで、おそらく1stアルバムはブック・オフ辺りでは250円位で売られていると思います。
でも、この2ndはあまり見たことがありません。
私は1stも聴きましたが、アルバムの出来としては、この2ndの方が出来もかなり良いと思いますので、もし、ブック。オフ辺りで250円位で売られていたら、間違いなく「買い」だと思いますね。
アルバムの内容は、そうですね、Channel 5、Time Gallery、Freiheit、Bogart Co.などヨーロッパのAOR・ハードポップのバンドに通じるものです。
キーボードが結構多く使われており、メロディもかなり良いですし、極めつけはヴォーカルの声質と歌の上手さだと思いますね。
収録ナンバーは、
01 Under The Rug
02 Frame Your Face
03 Telepathy
04 Only Some Will Love
05 I Need Her Mother
06 Dancing On The 12:20
07 Free Fall
08 Asian Eyea
09 Deep Beauty Stings
10 Valentine Lies
11 Fear Of Ordinary Life
12 Just A Dream
13 Soldier Of Sinverly
となっております。
01なんかは、本当に良く出来たAORナンバーで、前出のバンドにも決して負けていないナンバーです。
02もダンサンブルな感じの曲で、Bogart Co.やChannel 5やFreiheitなどに通ずるポップなナンバーです。
03はミディアム・スロウながら音にキレがあります。
04はメロディアスなバラード・ナンバーです。
05もダンサンブルでポップなナンバーです。
06もタイトルから連想させるとおりライト・ファンクしたとてもカッコ良いナンバーです。
ギターのカッティングやバックのパフォーマンスがSpandau Balletしております。
08はこのアルバムの一押しです。
とても美しいメロディのバラード・ナンバーで、雰囲気は最高です。
タイトル・ナンバーの11もメロディアスなバラード・ナンバーで、バックのヴァイオリンの音色が堪らないです。
12はジャジーな雰囲気がいかしたナンバーで、この曲の出来もかなり良いと思います。
13は一転してタイトなリズムのハードポップ風のAORナンバーです。
Amazonマーケットプレイスでは、中古が1円から売ってました。
Channel 5、Time Gallery、Freiheit、Bogart Co.辺りのヨーロッパのAOR・ハードポップのファンであれば、間違いなく「買い」だと思います。
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