2011-05-08
Melvin James / The Passenger (1987)

The Eaglesのプロデュースで有名なプロデューサーBill SzymczykがプロデュースしたMelvin Jamesの1987年の唯一の作品"The Passenger"です。
Joe Vitalがドラムスを担当しておりますが、他は全てMelvin Jamesで、ほぼ彼一人で作られたアルバムです。
サウンド的には、Don Henlyのソロ・アルバムに通じるものがあり、結構良く出来ております。
ヨーロッパ辺りでは、30ユーロを超える価格で中古盤が売られている、若干レアなAORアルバムです。
収録ナンバーは、
01 Why Won't You Stay (Come In, Come Out Of The Rain)
02 We Hear The Thunder
03 Telephone
04 Passenger
05 Loving You Is Strange
06 Twisted
07 She's So Sorry
08 Sugar Candy
09 Devil With A Halo
の9曲が収録されております。
01の前半部分はバックのギターのトーンが切ないミディアム・スロウのメロディアスなバラード風で、途中からメリハリのあるサウンドに変化する、とてもいかしたナンバーです。
この1曲目を聴くとアルバムの中身がかなり期待できます。
02はカッコ良いギター・ソロから入るメロディアスなAORナンバーです。
ギターは全てMelvin Jamesが弾いておりますが、かなり良いです。
03は出だしのJoe Vitalのドラミングがいかしたテンポの良いポップなナンバーです。
04の出だしのギターが奏でるメロディはいかしてます。
彼のギターだけじゃなく、Joe Vitalのドラムスもいかしたメロディアスなハードポップ風のAORナンバーで、出来もかなり良いです。
05はテンポの良いポップなナンバーで、これまたメロディアスで結構良く出来ております。
06は若干ハード目のナンバーでギターのカッティングがいかしたアップ・テンポのナンバーですが、とてもポップに仕上がっております。
シングル・カット向きのナンバーとでも言えそうです。
07はエレポップ風のニュー・ウェーヴ・スタイルのAORナンバーと言えば良いのでしょうか。
曲は結構いかしてます
08はギターのリフがカッコ良いハード目のナンバーですが、曲自体はメロディアスで、カッコ良いという言葉が当てはまるナンバーです。
09もJoe Vitalのドラムスがいかしたロックン・ロール調のポップなナンバーです。
このMelvin Jamesの"The Passenger"ですが、さすがBill Szymczykがプロデュースしただけあって、とてもカッコ良く仕上がったAORアルバムとなっております。
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