2011-10-12
CLIMB / TAKE A CHANCE (1988)

おそらく数年前までは、殆ど見向きもされず、中古ショップで結構安い価格で売られていたものと思いますが、今じゃ、かなりの価格で取引されていると思います。
それも日本だけじゃなく、世界的に。
話題の主は、CLIMBというアメリカ産のバンドで、発表当時は、結構話題になったバンドです。
それは、元読売ジャイアンツのクロマティ(Warren Cromartie)が結成したバンドで、彼自身がドラムを叩いていたからですが、そのことにより、若干色眼鏡で見られていたと思います。
しかしながら、このバンドには、Warren Cromartie以外に、Joe Hamilton - lead vocals、George Terry (ex : Eric Clapton Band) - guitar、Bruce Nazarian - guitar、David Rosenthal (ex : Rainbow) - bass, keyboardsといった実力派ミュージシャンによるラインナップで、ゲストには、Geddy Lee (ex : Rush) - guest vocals、Lou Gramm (ex : Foreigner) - guest vocals、Mitch Malloy - guest vocalsが参加しており、モロに80年代のメロディック・ロック、産業ロック、ハードポップした内容で、出来も結構良いと私は思っております。
収録ナンバーは、
01. Girl Like You 4:17
02. Adult Situations 4:07
03. Lonely in Each Others Arms 3:55
04. Who's Missing Who 4:09
05. Thinking of You 3:53
06. Caught in a Crossfire 4:45
07. Rock An a Stone 4:44
08. Try On 3:59
09. Chance 4:08
の9曲が収められております。
アルバムは、キーボード(シンセ)とギターのコラボによるまさに80年代ハードポップのナンバーで始まりますが、これがメロディアスですし、曲の出来もかなり良いです。
Joe Hamiltonというヴォーカリストは初めて耳にしますが、声質もオーソドックスですし、歌も結構上手いです。
02はWarren Cromartieの出だしのドラミングがいかしたリズミカルでポップなナンバーです。
03はi-TENのカヴァーですが、オリジナルのイメージを壊すこともなく、出来もかなりなものだと思います。
お勧めです。
Bruce Nazarianのギター・プレイがいかしてます。
04はGeddy Leeがヴォーカルに参加した覚えやすいメロディのナンバーで、メロディアスかつポップで仕上がりもかなり良いです。
05はミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーです。
06はRuss Ballardのペンによるナンバーです。
さすが、Russ Ballardといったメロディアスなナンバーで、とても良く出来たAORナンバーに仕上がっております。
07はWarren Cromartieのドラミングが冴えたメロディアスなポップ・ロックのナンバーです。
08はアレンジにセンスが光るメロディアスなAORナンバーです。
09はギターのカッティングがいかしたメロディアスでポップなナンバーです。
既にレア化してオフィシャルCDの入手は難しいと思いますが、私のショップにTime Warp RecordsのコレクターズCD-Rの中古を置いております。
ご興味のある方はお店までどうぞ。
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