2011-11-03
Spin 1ne 2wo / Spin 1ne 2wo (1993)

Spin 1ne 2woというバンドが1993年に発表した唯一のアルバムです。
とにかくメンバーが凄い。
Phil Palmer - Guitars (ex: The Bliss Band, Eric Clapton Band)
Paul Carrack - Vocals (ex: Squeez, Mike & The Mechanics)
Steve Ferrone - Drums (ex: Average White Band, Eric Clapton Band)
Rupert Hine - Keyboards, Produse (ex: Saga etc.)
Tony Levin - Bass (ex: King Crimson)
の5人で、70年代のロックの名曲をカヴァーしております。
収録ナンバーは、
01. All Along The Watchtower / BOB DYLAN (JIMI HENDRIX)
02. Can't Find My Way Home / BLIND FAITH
03. Angel / JIMI HENDRIX
04. White Room / CREAM
05. Reason to Believe / TIM HARDIN
06. You Keep Me Hanging On / THE SUPREMES
07. Black Dog / LED ZEPPELIN
08. On The Road Again / CANNED HEAT
09. Feel Like Makin' Love / BAD COMPANY
10. Reeling In The Years/ STEELY DAN
11. Who Are You / THE WHO
12. Kashmir / LED ZEPPELIN
の12曲です。
曲目を見て、聴く前までは、メロハーのアルバムだと思っておりましたが、アルバムの解説を中田利樹氏が書いていることもあり、内容的にはハードポップと言って良いかも知れません。
私はこのアルバムを手に取って、ネットで検索するまで知りませんでしたが、昨年リ・イッシューされ、金沢氏のブログでも紹介されていたようです。
曲によっては、アレンジもオリジナルに近いものがあったり、また、メンバーの技量を考えると、さすがと思うものもありますが、若干物足りないようなナンバーもあったりします。
01はいろいろなアーティストがカヴァーしており、有名どころではJIMI HENDRIX、DAVE MASONなどですが、このSpin 1ne 2woのカヴァーもかなりいかしてます。
特にPhil Palmerのギター・プレイがいかしてます。
02は結構オリジナルに沿ったアレンジで、Paul Carackのブルー・アイド・ソウルしたヴォーカルが妙に嵌っており、Steve Winwoodに負けないくらい良いです。
03はモロにAORしたアレンジで、こんなのもアリかなぁと、思ってしまいました。
04はEric Clapton Bandの"White Room"ですね。
だってドラムスはSteve Ferroneですし、ボーカルのPaul CarrackもGreg Phillinganesばりですし、Phil Palmerのギター・プレイも見事です。
05は完全にAORナンバーです。
06はVanilla Fadgeのカヴァーが強烈過ぎて、オリジナルのThe Supremesを完全に食っていたナンバーだったと思います。
ここでは、Vanilla Fudgeのヴァージョンを意識はしているのでしょうが、単なるハードポップのナンバーになっており、もう少し突っ込んでハードロック調に仕上げて欲しかったですね。
07はかなりいかしてます。
ほぼインストのナンバーとなっており、とにかくプレイがカッコ良いです。
08はブギ調の軽い感じぬ仕上がっており、まあまあといったところか。
09はオリジナルのBad Companyに軍配が上がりますね。
10は結構オリジナルに忠実なアレンジで、まさにAORしております。
11の出来も結構良いです。
12もオリジナルに近いアレンジが施されておりますが、これもやはりZEPPの方が良いですね。
でも、良いですね、こういうカヴァーものって、気軽に聴けちゃうし。
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