2011-11-17
Alessi / All For A Reason (1977)

Alessiはご存知のとおり、BillyとBobbyの双子の兄弟のデュオ・グループです。
このAlessiを組む前は、"BARNABY BYE"というバンドで活動し、"Room To Grow"(73年)と"Touch"(74年)という2枚のアルバムを出しております。
バンドには、後のBALNCEを結成するPeppy Castroなんかも在籍しており、とてもいかした産業ロックのアルバムを2枚発表しております。
Alessiの魅力は何といっても華麗なほどのハーモニーでしょう。
澄み渡るようなBillyとBobbyの奏でるハーモニーはホント最高です。
さらにどのアルバムも収録ナンバーが、とてもメロディアスですので、云う事無しです。
本作には10曲が収録されておりますが、極めつけは何といっても、1曲目の"All For A Reason"(邦題:「ただ愛のために」)でしょう。
BillyとBobbyのハーモニーは、とても素晴らしく、彼らのナンバーの中でも一番良く出来た曲でしょうね。
この曲に限っては、AORファンの皆様は良くご存知の曲だと思いますが、もし聴いたことがないとおっしゃる方がおりましたら、とりあえず、黙って聴いてみろ!!、ですね。
2曲目の"Love To Have Your Love"はディスコ調の少しファンキーな曲ですが、とてもメロディアスなナンバーでAlessi兄弟のハーモニーがいかされた曲となっております。
3曲目の"Farewell"は曲の出だしのサックスの音が面白くまた、それに続くヴォーカルが素晴らしいナンバーです。
ボードビル調の曲が面白さを醸し出しております。
4曲目の"Avalon"はとてもメロディアスなバラード・ナンバーです。
繊細なAlessi兄弟のヴォーカルがたまらないです。そして素晴らしいハーモニー。この曲もお薦めのナンバーです。
5曲目の"Air Cushion"も若干ディスコっぽいナンバーです。
2曲目以上にファンキーです。
それにしてもAlessi兄弟のハーモニーは素晴らしいですね。
6曲目の"London"は1曲目の"All For A Reason"に負けないくらいの素晴らしいナンバーで、ちょっと甲乙がつけ難いものがあります。
とてもメロディアスで良く出来たAORナンバーです。
もう云う事無しの曲です。
7曲目の"Hate To Be In Love"はバックの音、特にギターの音がほんの少しハードですが、Alessi節は健在で、とても良く出来た曲です。
メロディがとてもいかしたお薦めの1曲です。
8曲目の"You Can Crowd Me"で聴けるサックスの音はかなりファンキーです。
Alessi兄弟の繊細なヴォーカルがたまらないナンバーとなっております。
サックスのほか、Richard Teeの奏でるピアノの音も最高で、一聴しただけで、Richard Teeだとわかります。
この曲もお薦めですね。
9曲目の"Make It Last"はメロディアスなバラード・ナンバーです。
ホント、こういったバラード・ナンバーでのAlessi兄弟のヴォーカルって最高ですね。
10曲目の"Here Again"は9分強の大曲ですが、メロディとリズムのアレンジメントが生かされた曲となっております。
冗長さは否めないものがありますが、曲自体としては、面白いと思います。
AlessiはこのアルバムのほかにA & Mレコードから3枚、ワーナーからはChristopher Crossのプロデュースによる1枚と2004年に自主制作で"Hello Everyone"、さらに2007年に"Just Like That"というアルバムを出しています。
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