2012-02-08
HOUSTON / RELAUNCH (2011)

このアルバムを彼らの2ndとするには、いささか疑問も。
今回のアルバムは、カヴァー曲が6曲に既出のアコースティック・ヴァージョンが2曲、それと新曲が1曲の全9曲が収録された、いわゆる企画物のアルバムだからです。
しかしながら、カヴァー曲の出来は秀逸で、選曲されたナンバーは、80年代のハードポップ、産業ロックのナンバーで、中身もさすがHOUSTONといった感じのキラキラ・キーボードとギターのコラボが絶妙なとても良く出来たハードポップのアルバムに仕上がっております。
収録ナンバーは、
01. Runaway (originally recorded byDakota)
02. Carrie (originally recorded by Michael Bolton)
03. Brief Encounter (originally recorded by Airrace)
04. Don't You Know What Love Is (originally recorded by Touch)
05. Don't Ever Wanna Lose Ya (originally recorded by New England)
06. Didn't We Almost Win It All (originally recorded by Laura Branigan)
07. Without Your Love (Feat. Elize Ryd)
08. Truth Slips (acoustic recording)
09. 1000 Songs (acoustic recording)
となっております。
今回のアルバムにもTommy Denannderがほぼ全曲でギターを弾いております。
01から06までのナンバーは、AORファン、ハードポップ・ファンの方には馴染のナンバーですが、01の出来はDAKOTAも顔負けですし、02は少し暑いMichael Boltonのヴォーカルよりもカッコ良いです。
03もカッコ良いメロディアスなハードポップ・ナンバーに仕上がっております。
極めつけは04で、このナンバーでは、オリジナルのTOUCHのメンバーMark Mangoldがヴォーカルとキーボードで参加しており、TOUCHに負けないくらいの仕上がりです。
05もNew Englandの大ヒット・ナンバーですが、オリジナルを損なうことなく、とても良く出来たハードポップ・ナンバーです。
06はとてもメロディアスなバラード・ナンバーに仕上がっております。
07はElize Rydという女性とのデュエット・ナンバーですが、これが素晴らしく良く出来たナンバーなんです。キーボードとギターのブレンドも絶妙ですし、とにかく曲がメロディアスでキャッチー、言うこと無いですね。
08はピアノをフィーチャーしたアコースティック・ヴァージョンですが、とてもメロディアスなバラード・ナンバーに仕上がっております。
09でもピアノの音色がとても美しいです。これまた、とても良く出来ております。
このHOUSTON、1stアルバムを出した後、1stのジャケットを差し替えボーナス・トラックを2曲追加したアルバムを出したと思ったら、今度は、カヴァー・アルバム。
是非、オリジナル・アルバムを出して欲しいです。
で、ビックリしたことに、このカヴァー・アルバムですが、フィンランドのゴシックやメロデスの専門レーベルSpinfarm Recordsから発表されているんですね。
もちろん私のお店にも在庫がございます。
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