2012-02-25
SMC CREATION / Presentation (1990)

スイス産の女性ヴォーカルを擁するSMC CREATIONという3人組による1990年のおそらく彼らの唯一のアルバム"Presentation"です。
内容は、シンセの入ったハイテックAORですが、これがかなりの優れもので、シンセといっても多用している訳でもありませんし、ヴォーカリストのMary-Jane Mullerの声も素敵ですし、とにかくメロディはいかしてます。
収録ナンバーは、
01 Overture
02 My Future Man
03 Girl
04 Don't You Want Me Baby
05 Together
06 The Love You Give To Me
07 Mystery
08 Two Lovers
09 We Just Can't Get Enough
10 The End
の10曲です。
01はHi-Teck AORのアルバムらしく、シンセによるアルバムの導入曲です。
02辺りの前奏を聴くと、Berlinを思い出しましたが、あれほどNew Waveさは感じられず、本編に入るとメロディアスなAORといった感じです。
03なんかもシンセを上手く使ったHi-TeckなAORナンバーです。
04はピアノの音色が美しいメロディアスなバラードで、サックスなんかも入ったモロにAORしたナンバーで、この手のナンバーが好きな方には受けると思います。
なお、ヴォーカルはキーボードも担当し、バンドのサウンドの要でもあるPeter Safjanが担当しております。
かなりお勧めです。
極めつけは05で、このナンバーにもサックスが入っておりますが、とにかくメロディがいかしているのと、バンド・メンバー3人によるコーラス・ワークが最高なんです。
06はメロディアスでポップなシンセがいかしたナンバーです。
07もとてもメロディアスなHi-TeckのAORナンバーです。
08は05に勝るとも劣らないナンバーで、ここでもサックスがフィーチャーされたメロディアスなバラード・ナンバーです。
Mary-Jane MullerとPeter Safjanとのデュエット、そして3人によるコーラスが素晴らしいのと、バックにフィーチャーされたピアノの音がとても効果的です。
09なんかもメロディアスでとてもポップなAORナンバーに仕上がっております。
10はタイトルどおり、シンセを使ったアルバムのエピローグといった趣のナンバーです。
このアルバム、おそらくレア化していると思われますが、AORファン必聴のアルバムです。
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