2012-06-10
Bob Welch / Eye Contact (1983)

これで、Bob Welchのアルバムは全てCD化されることとなります。
ただ今手に入れることの出来るのは1stとベストとライヴなどの数枚ですが。
1stの"French Kiss"はAORの名盤といっても良いほどのアルバムで、前出の"Sentimental Lady"、"Ebony Eyes"を知らないAORファンの方はいらっしゃらないと思います。
2ndの"Three Hearts"も全米アルバムチャートの20位にランクしたアルバムで、"Precious Love"などのヒット・ナンバーを生んでおります。
しかしながら、3rdの"The Other One"はアルバムチャート105位、4thの"Man Overboard"は同162位、5thの"Bob Welch"は同201位と辛うじてランク・インしたものの、本日紹介する6thの"Eye Contact"はランク・インを果たすことが出来ませんでした。
"Sentimental Lady"と"Ebony Eyes"の2曲の印象が強すぎて、他のナンバーが霞んでしまいがちですが、2ndアルバム以降にも良い曲はたくさん収録されております。
この"Eye Contact"も結果的にはランク・インせず商業的には失敗に終わったアルバムですが、メロディアスでとても良く出来たナンバーが収められております。
先ず、アルバムに参加したミュージシャンを紹介いたしますと、
Bob Welch : Vocals, Guitar
Nathan East : Bass
Jeffrey Baxter : Guitars, Synthesizers
Jim Ehinger : Piano, Synthesizers
James S. King : Synthesizers
Jerry Peterson : Saxophone
Ed Greene : Drums
Tommy Funderburk : Background Vocals
Carl Wilson : Background Vocals
Al Jardine : Background Vocals
Myrna Smith-Schilling : Background Vocals
Paulette McWilliams : Background Vocals
Van Redding : Background Vocals
となっております。
収録ナンバーは、
01 American Girls
02 S.O.S.
03 Bernadette
04 He's Really Got A Hold On Her
05 Don't Let Me Touch You
06 I'll Dance Alone
07 Fever
08 Stay
09 Love On The Line
10 Can't Hold Your Love Back
Bonus Tracks
11 I'll Dance Alone (Single Version)
12 Fever (Single Remix)
13 Fever (12” Version)
となっており、11、12、13は今回のCD化に伴うボーナス・トラックです。
このアルバムからは、
"Fever" / "Can't Hold Your Love Back" (1983)
"Can't Hold Your Love Back" / "S.O.S." (1983)
"I'll Dance Alone" / "Stay" (1983)
のシングルが発表されております。
01はメロディアスでポップな作品で、Bob Welchらしさが溢れておりますし、02はシングルB面にしておくには勿体ないメロディアスなAORナンバーです。
ギターの音が前面に出た04なんかは、1stに収められていても違和感が無いナンバーです。
05はシャレた感じのポップでメロディアスのナンバーでお勧めです。
06もメロディアスなナンバーで出来もそこそこです。
07はシングル・カットされたのも頷けるメロディアスでポップな作品で、Bob Welchらしさが良く出ております。
08も1st辺りに収録されているような感じのメロディアスなナンバーです。
09はバックのピアノの音が美しいメロディアスなバラード・ナンバーで、このアルバムの一押しです。
さすが全体の出来は1stには敵いませんが、まあまあ聴けるアルバムだと思います。
私は単純にBob Welchのファンですので、今回のCD化には手を叩いて喜んでおります。
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