2012-08-27
Eric Carmen / Eric Carmen (1975)

例年ですと、お盆が過ぎるころには秋の気配を感じるのですが、今年は、この時期でも30度近い気温の日が続いております。
ショップの方も先日ブラコン、ファンク系のアルバムを久しぶりにアップしましたが、まだまだAOR、HARD POP、HARD ROCK系のアルバムを100枚程度アップするものがありますが、こう暑い日が続くと何もやる気になってきません。
本日は、The Raspberries解散後の1975年に発表したEric Carmenの1stアルバムを紹介いたします。
紹介するのはリ・イッシュー盤で、オリジナル盤に"All By Myself"のシングル・エディションと"Sunrise"のライヴ・ヴァージョンの2曲がボーナス・トラックとして追加されてRHINO RECORDSからのものです。
個人的には、2ndの"Boats Against The Current"の方が好きですが、この1stは、Eric Carmenらしさが最も顕れたアルバムだと思います。
The Raspberriesのパワーポップの部分とAORな部分がミックスされたアルバムで、かなり良く出来たアルバムだと思いますね。
極めつけは"All By Myself"ですが、これはやはりオリジナルのロング・ヴァージョンに止めを刺す、そんなところでしょうか。
Ericの奏でるピアノといかしたヴォーカルで、もう言葉もありません。
コンピレーションものには、殆どがシングル・エディデョンが収められておりますが、このシングル・ヴァージョンでは消化不良を起こしてしまいます。
1曲目の"Sunrise"はタイトルどおり、朝陽が眩しく感じられる、そんなことが容易に想い起こすことが出来るナンバーで、ホント、最高のポップ・ナンバーだと思います。
また、このナンバーは30年近く前の私自身にとってかなり思い入れのあるナンバーです。
2曲目の"That's Rock 'N' Roll"はThe Raspberriesを思い出すパワーポップ・ナンバーです。メロディアスかつポップ、もうこれ以上のものはないでしょう。
3曲目の"Never Gonna Fall In Love Again"は"All By Myself"と並び証されるEricの代表的なナンバーです。
邦題は「恋にノー・タッチ」、当時とても大ヒットしたナンバーです。
ラフマニノフはEricお気に入りの作曲家ですが、このナンバーは、そのラフマニノフからインスパイアされたナンバーだそうで、Ericの奏でる美しいピアノの音が印象的です。
また、かなりAORしたナンバーだと思います。
5曲目の"Last Night"や9曲目の"No Hard Feelings"もThe Raspberriesに通ずるパワーポップの名曲です。
本当に、稀代のソングライターです。
9曲目の"On Broadway"は唯一のカヴァー・ソングで、1963年のThe Driftersのナンバーです。
まさにEric CarmenはPaul McCartneyに負けないぐらいのソング・ライターだと思いますし、ヴォーカリストだと思います。
このアルバム、私のお店でも取り扱っておりますので、ご興味のある方はどうぞ。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://aorparadise.blog66.fc2.com/tb.php/1578-0bad358d