2012-09-07
Tommy Snyder / TAKE A LOOK (1990)

「ガンダーラ」や「モンキー・マジック」などをヒットさせた「ゴダイゴ」のドラマー、ヴォーカリストがその人です。
バンド解散後は、CMソングなどをかなりの数手がけ、1990年に発表した本作"TAKE A LOOK"が1stソロ・アルバムだそうです。
で、このソロ・アルバムですが、とても完成度が高いAORアルバムなんです。
発表当時は、雑誌「ADLIB」にも紹介されていたと思います。
当時はパリ在住ということで、録音はパリとロンドンで行われ、Max Middleton、Kuma Harada以外は地元のセッションマンが参加しております。
Tommy Snyderは自身でプロデュースをこなしているほか、ヴォーカル、ドラムス以外にヴァイブ、キーボード、フルートなんかを披露しております。
収録ナンバーは、
01 THE MORNING AFTER
02 ONE MORE NIGHT
03 PEOPLE TALK
04 I JUST HEARD
05 TRAJIRAP
06 BECAUSE THE FEELING STAYS
07 DON'T TURN AWAY FROM LOVE
08 HOLD ON
09 NO MORE
10 WIN SOME LOSE SOME
11 TAKE A LOOK
の11曲です。
AORファンの方は、オープニング・ナンバーを聴いただけでイチコロだと思います。
Gregg GuidryやBertie Higginsnなど出したくなるほどのインパクトの強いナンバーで、Tommy Snyderのヴァイブ・プレイのほか、ギター・ソロを含めバックのパフォーマンスはもう言うことなしです。
02もAORでは良くあるリズム・パターンで、これも文句無しです。
ポップでダンサンブルなナンバーの03、AORファンであれば生理的に好むリズムの04、ポップでファンキーな05、ミディアム・スロウのMarc Jordanの"Talking Through Pictures"辺りに入っているナンバーを連想させる06、Jay Graydon風のギターがフィーチャーされたアップ・テンポのご機嫌なナンバー07、イントロのピアノの音色が美しいメロディアスなバラードの08、ムーディーなサックスをフィーチャーしたメロディアスなAORナンバー09、ミディアム・テンポながらホーン・セクションとギターのカッティングがいかしたライト・ファンクした10、サックスが効果的なミディアム・テンポのメロディアスなAORナンバー11と、ホント、良く出来たAORアルバムです。
既に廃盤となっていて、手に入れることは難しいアルバムですが、私のお店には、在庫がございます。
ただ、ジャケットには歌詞が書かれておりますが、日本語のブックレットが付いておりませんので、価格はかなり安く設定しております。
ご興味のある方は是非どうぞ。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://aorparadise.blog66.fc2.com/tb.php/1589-38cf46dc