2012-10-05
松下誠 / FIRST LIGHT (1982)

かなり良く出来たAORアルバムです。
昨日紹介いたしました芳野藤丸の1枚と肩を並べる程の内容です。
3曲目、7曲目の2曲の短いナンバーは、まあアクセントみたいなものですが、それ以外の全ての曲の出来は最高に素晴らしいAORナンバーです。
ボーカルはそこそこという感じですが、松下のギター・プレイはもう最高です。
1曲目のタイトル・ナンバー"First Light"はカッコ良いベースの音がビンビンのアーバンなAORです。
アレンジも洒落ていて、これが松下 誠の音を如実に顕しているナンバーだと思います。
途中のフルーゲル・ホルンの音が最高のアクセントになっています。
かなりお薦めのナンバーだと思いますね。
2曲目の"One Hot Love"では、松下 誠の最高にいかしたギター・ソロが聴けます。
メロディもとてもいかしていて、もう云う事なしのAORナンバーです。
こんな最高なナンバーを奏でる日本のAORアーティストがいるなんて、最高ですね。
4曲目の"September Rain"はメロディアスなバラード・ナンバーです。
この曲は全編英語で歌われています。
作詞は本人で、使われている単語も難しいものはないけど、それでも英語で詩を書けるなんて羨ましいですね。
とても素敵なバラードだと思います。
5曲目の"Lazy Night"もバラード・タイプのナンバーです。
こういった軽めのナンバーでは松下 誠のヴォーカルが本当にフィットしています。
それにしても、彼のギター・プレイは最高ですね。
6曲目の"This Is All I Have For You"は、1曲目に似たタイプのアーバン・フィーリング溢れるAORナンバーです。
AB'Sのアルバムを聴いても似たタイプの曲は、松下 誠の作によるナンバーですので、やはり、この音が松下なんです。
7曲目の"I Know ..."は、再び英詩のナンバーです。
アカペラ・タッチのバラード・ナンバーですが、私にとってはちょっと消化不良の感も。
8曲目の"Love Was Really Gone"も全編英詩のナンバーです。
この曲もバックのベースがビンビンのメロディアスで最高にいかしたナンバーです。
もう堪りませんね。
ラスト・ナンバーの"Sunset"は出だしの音に違和感がありますが、全体的にはメロディアスなナンバーです。
しっとりとしたバラード・ナンバーで、曲の後半はとても素晴らしいですね。
バックのピアノの音がとても良い。
最近、「タワー・レコード限定」ということで、この1stと2nd、3rdがリ・イッシューされました。
私は、最初にCD化された時に、全て買い揃えましたが、2nd、3rdはプログレチックが強まり、1stだけあればいいか、と一度手放してしまいました。
その後、再度聴きたいと後悔しておりましたので、今回のリ・イッシューはとても嬉しかったです。
これらのアルバムも、芳野藤丸、AB'Sの各アルバム同様、5桁近い価格が付いていたので、Japanes AORファンの方には朗報だった筈です。
HMVでもAmazonでも売っておりません。
Tower Recordsだけです。
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