2012-12-20
DIESEL / Watts In A Tank (1981)

特に、2曲目の"Goin' Back China"は、鹿取容子(この字で合ってたっけ?)がカヴァーして大ヒットしました。
このバンドのメンバーに名を連ねているPim Koopmanという名前を見てピンと来られるAORファンの方が多数いらっしゃると思います。
彼は、1983年にThe Presidentというバンド名で"By Appointment Of (邦題:「ホット・ブラッド・サマー」)"というアルバムを発表し、この日本でも当時のAORフリークから一目置かれるバンドのメンバーでした。
このアルバムには、The Bliss Bandのカヴァー曲の"That's The Way That It Is"というナンバーが収められておりまして、これがオリジナルに負けないくらいの出来でした。
そんな、Pim KoopmanがThe President以前に結成したこのDielselのサウンドもどちらかというとAORっぽいハードポップ・サウンドと言えると思います。
このアルバムのお薦めは、2曲目のほかには、1曲目の"Sausalito Summernight"です。
前奏のギター・ソロがとてもカッコ良いメロディアスなハードポップ・ナンバーに仕上がっています。
覚え易いメロディを持った曲で、シングル・カットされたのも頷けます。
2曲目の"Goin' Back To China"はもう皆さんご存知の曲で、先にも書いたとおり、当時、鹿取容子がカヴァーして大ヒットしました。
3曲目の"Alibi"も若干ハードですが、とてもポップな曲でかなりご機嫌なナンバーです。この曲もお薦めの1曲です。
4曲目の"My Kind Of Woman"はメロディアスなパワー・バラードで、この曲のメロディも最高にいかしてます。曲の盛り上がりも最高です。これもお薦めのナンバーです。
5曲目の"All Because Of You"はスローなブギで、この曲もいかしてます。
メロディがとても良いですね。
6曲目の"Down In The Silvermine"とてもポップなナンバーで、この曲も覚え易いメロディーが魅力的なものとなっております。
7曲目の"Good Mornin', Day"はパワーポップという言葉が相応しいナンバーです。
何となくBadfingerとかThe Raspberriesを聴いているような感じさえします。
8曲目の"Ready For Love"もメロディがいかしたポップ・ナンバーに仕上がっております。
このアルバムもレア化しており、結構な価格が付いておりますが、2000年に発表されたベスト・アルバム"Sausalito Summernight"は、まだまだお手頃の価格で入手できます。
もちろん、ヒット・ナンバーの"Goin' Back China"、"Sausalito Summernight"など彼らの代表曲は収録されております。
ベスト・アルバムは、私のお店でも取り扱っております。
産業ロック・ファンやAORファンお勧めです。
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