2013-01-17
Tommy Nilsson / Tommy Nilsson (1982)

この時彼は22歳で、その後Kee Marcelloが結成したハードロックバンド"EASY ACTION"にリード・ヴォーカルとして参加します。
EASY ACTION解散後は、再びソロ活動に戻り、現在でも活躍中の人です。
このアルバムは、1982年に、この日本では、「シーサイド・ストーリー」というタイトルで出されたアルバムで、レコードのジャケットも夏っぽいものでした。
内容は、L.A.の豪華スタジオ・ミュージシャンを集めたメロディアスなAORアルバムとなっております。
バックを務める面々は、Michael Landau、Mike Porcaro、Mike Baird、Richard Page、Steve Georgeなど。
特に、Pagesの二人は、全曲バッキング・ヴォーカルを務めています。
1曲目の"Radio Me"はこのアルバム一押しのナンバーで、爽やかなウエストコースト・サウンドで、とてもメロディアスなAORナンバーとなっております。
この曲は最高にいかしてて、まさにAORの代表的ナンバーだと思います。
2曲目の"Dark Angel"は一転して、ロマンティック・ハードネスといった趣のナンバーです。
こんな曲を聴くと、このアルバムを出す前もハードロック・バンドを組んでいたとのことですしまた、その後の彼の歩みも頷けます。
この曲の出だしのピアノの音は、あのJOURNEYの"Who's Cryin' Now"にそっくりで、モロ、産業ロックしたナンバーです。
メロディアスで最高にいかした曲となっております。これもお薦めです。
バックのMichael Landauのギター・ソロ、カッコ良いです。
3曲目の"Don't Leave Me Now"の出だしはメローな音のシンセサイザーから始まるナンバーです。
バックのストリングスが美しいバラード・ナンバーですが、曲に力強さがあります。
4曲目の"I Know That You Know"は1曲目に似たタイプのAORナンバーです。
この曲もメロディが美しいナンバーで、お薦めの1曲です。
5曲目の"Stop Thinking About You And Me"はファンキーなサックスが魅力のナンバーで、曲も元気溌剌といった表現がピッタリですね。
6曲目の"Street Law"も出だしの雰囲気良いですね。
Tommyのヴォーカルは抑え気味ですが、バックのファズのかかったギターの音がとてもカッコ良いです。
これは面白い曲です。
7曲目の"Willing To Try"は、美しいストリングスから始まるバラード・ナンバーです。
Tommyのヴォーカルもカッコ良く、盛り上がりのある曲となっております。
8曲目の"Is This The Way"はとてもメロディアスなAORナンバーです。
ちょっと難を言えば、若干、曲に起伏が乏しく、そのまま流れて行ってしまう、といった感じになってます。
9曲目の"Leaving It Up To You"も5曲目の似たファンキーなナンバーです。
Tommyのヴォーカルも力強くて良いですね。バックのギター・ソロもなかなかです。
このアルバムは既に激レア盤となっておりますが、お店に1枚だけ入荷いたしました。
ご興味のある方は是非どうぞ。
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