2013-03-20
EDDIE MONEY / LIFE FOR TAKING (1978)

EDDIE MONEYの各アルバムは、ほぼ全てこのブログで紹介しておりますとおり、私にとっては、かなり好きなヴォーカリストの一人です。
彼は、現在まで、Eddie Money (1977)、Life for the Taking (1978)、Playing for Keeps (1980)、No Control (1982)、Where's the Party? (1983)、Can't Hold Back (1986)、Nothing to Lose (1988)、Right Here (1991)、Love and Money (1995)、Ready Eddie (1999)、Wanna Go Back (2007)の11枚のオリジナル・アルバムを発表しております。
Playing for Keeps (1980)とWhere's the Party? (1983)の2枚は今まで激レア・アイテムでしたが、今回、ROCK CANDY RECORDSからPlaying for Keeps (1980)がリ・イッシューされ、あとはWhere's the Party? (1983)の再CD化が望まれるところです。
2006年にオリジナル・アルバムとしては11枚目の"Wanna Go Back"を出したり、他人のアルバムでリード・ヴォーカルと参加したり元気なところを見せていたEddie Moneyですが、その彼が1978年に発表した第2弾アルバムが"Life For Taking"です。
私は、彼のアルバムの中では、このアルバムがAORっぽい内容で最も好きで、彼のベスト作だと思っております。
1曲目のタイトル・ナンバー"Life For Taking"は哀愁を帯びたハードポップのナンバーで、出だしのJimmy Lyonのギター・プレイがとても痺れるナンバーです。
とにかくメロディが最高に良く、Eddieのヴォーカルも曲に良くマッチした切なさが感じます。
CDのジャケットの中を見ると、このナンバーだけ歌詞が載っていることやアルバムのタイトルにしていることからも、Eddieの自信作だと思いますし、まさにそのとおりのナンバーだと思いますね。
2曲目の"Can't Keep A Good Man Down"はEddieお得意のストレートなロック・ナンバーです。
とてもカッコ良いナンバーに仕上がっております。
3曲目の"Nightmare"はブギー調のロックナンバーで、とにかく、Jimmy Lyonのギター・プレイが輝いております。
これもカッコ良いという表現がピッタリのナンバーです。
4曲目の"Gimme Some Water"もこのアルバムの中でも良く出来たナンバーで、アメリカン・ロックの大らかさを感じさせてくれます。
デビュー作も良かったですが、この2ndでこれだけ完成度の高い楽曲を提供出来るEddie Moneyは最高のアーティストだと思いますね。
5曲目の"Rock And Roll The Place"はタイトルどおりご機嫌なロックンロール・ナンバーです。
おそらく、バックのロックンロール・ピアノはNicky Hopkinsだと思いますが、このNickyは他のアーティストのアルバムでたくさん披露されていますが、ロックン・ロールのピアノを弾かせたら、他に追従を許さないピアニストだと思います。
6曲目の"Maybe I'm A Fool"は、Eddieの全てのナンバーの中で、私が最も好きなナンバーです。
このナンバーはまさにAORです。
メロディ最高のナンバーで、バックのストリングがとても美しいナンバーで、バック・コーラスとか、Tom ScottのサックスやGreg Phillinganesのピアノがとても素晴らしいです。
7曲目の"Love The Way You Love Me"もとてもAORしたナンバーとなっております。
このナンバーもとても良く出来ており、バック演奏が素晴らしいんですね。特にピアノとギターが。
幾分ロックっぽいナンバーですが、メロディが良いんですね。
8曲目の"Maureen"はメロディがいかしたポップなナンバーです。
このナンバーでは、バックのホーンの音がカッコ良く、クレジットを見ると、ホーン・アレンジがTom ScottとEddie Moneyとなっております。
Eddie自身がサックスを吹きますが、クレジットには無いので、このアルバムでは吹いていないのかも知れませんが、このナンバーでのホーン音はいかしてます。
9曲目の"Nobody"はミディアム・テンポのナンバーで、これもAORっぽいナンバーとなっております。
とても洒落た感じのメロディアスなナンバーで、ここでもTom Scottのサックスがご機嫌です。
ラスト・ナンバーの10曲目"Call On Me"は壮大なロッカ・バラードです。
途中のJimmy Lyonのギター・ソロはまさに圧巻です。
この頃のEddie Moneyって本当に輝いておりました。
ジャケットを見ても判るとおり、とてもカッコ良いでしょう、そう思いませんか?
私のお店に、Columbia盤ですが、新品CDを置いてありますので、ご興味のある方はどうぞ。
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