2014-03-13
GARY MOORE / BLUES FOR JIMI (2012)

ゲストには、JIMI HENDRIX & EXPERIANCEのBilly CoxとMitch Mitchellも参加。
GARY MOOREは、少年時代の思い出を歌った”Livin' On Dreams"で"Higheay Chile"のギター・フレーズを引用したり、アルバム"Still Got The Blues"のジャケットでジミの写真を使用、さらに"Fire"をカヴァーするなど、JIMI HENDRIXからの影響と敬愛の念を、常に露わにしてきたギタリストで、このライヴでの超絶弾きまくりや泣きむせぶ慟哭のソロもまた、彼のありったけの尊敬と愛情が込められているのが伝わってくるアルバムです。
セットリストは、"Purple Haze"、"Foxy Lady"、"Hey Joe"、"Voodoo Chile"、"Red House"など、JIMI HENDRIX CLASSICSの数々が、GARYの壮絶なギター・プレイによって新たな生命を吹き込まれており、彼の軌跡において一度限りの貴重な音源ともいえます。
スペシャル編成のライヴとあって、GARYが通常と異なるギターを弾いているのにも注目で、メインで弾くのは、1983年の初来日公演でも弾いていたサーモン・ピンクのストラトキャスター。
さらに"Red House"ではナチュラル・フィニッシュのストラトキャスター、"Ahgel"ではギブソン・フライングVなどで、JIMIのトーンを蘇らせているのが興味深い。
ライヴの前半はGARYのソロ・バンドの一員であり、PRIMUS SCREAMのツアー・メンバーでもあるDARRIN MOONEY(ドラムス)、Eric Claptonなどとの活動で知られるDAVE BRONXE(ベース)がプレイ。
後半3曲でMitch MitchellとBilly Coxがステージに上がる。
Mitch Mitchellもこのライヴの翌年、2008年11月12日に亡くなったため、本作は、もう二度と実現しえない最強のトリオのステージを収めた貴重なアルバムだと思います。
JIMIの楽曲の権利関係でリリースが遅れた本作は、JIMIの魂がGARYに宿った、そんなアルバムです。
ちなみ収録ナンバーは以下のとおりです。
01. Purple Haze
02. Manic Depression
03. Foxey Lady
04. The Wind Cries Mary
05. I Don’t Live Today
06. My Angel
07. Angel
08. Fire
09. Red House
10. Stone Free
11. Hey Joe
12. Voodoo Child (Slight Return)
GARY MOOREのファンの方やブルース・ロックがお好きな方へお勧めの1枚です。
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