2014-10-12
ROXY MUSIC / FLESH + BLOOD (1980)

特に、青春時代を過ごした60年代、70年代、そしてAORと産業ロックが一世を風靡した80年代前半ものがやはり多いですね。
商売柄、メロディアス・ハードロックのアルバムは最近のものまで揃っていて、在庫CDは、15,000枚を超えており、個人所有としては、自分でも中々なものだと思っております。
お店を始める当初は、この手持ちのものを売っていこうと考えていたのですが、いざ始めるとこれが思うようにいきません。
特にレア・アイテムに関しては手放すことに躊躇してしまいました。
従いまして、現在お店にあるカタログは殆どがお店を開いてから仕入れしたものです。
カタログを見ていただいても判りますとおり、お店の在庫も5,000枚を超えており、自分のも含め、収納には本当に困っております。
また、カートソフトも品数が5,000を超えると動きも不安定で、最近はカートソフトも含め、お店のホームページのデザインの一新も考えているのですが、そうなると外注となってしまい、変更するためのお金がありません。
以前のブログにも書きましたが、CDの売り上げが伸びず、お店の運営に相当苦労しているのが実情です。
と愚痴をこぼしていてもしょうがありませんので、ただただ頑張るのみです。
で、話は戻りますが、60年代、70年代そして80年代の音楽って、やっぱり最高ですよね。
本日紹介いたしますROXY MUSICの"FLESH + BLOOD"は1980年発表の彼らの7作目です。
当初ROXY MUSICはその外見のせいもあったのか、グラム・ロック・バンドとして紹介されておりました。
私は彼らの最初からのファンではありませんでした。
もちろんバンド名は知っておりましたが、たまたまバーゲンセールで彼らの1973年作の"STRANDED"を聴いてからでしょうか、ファンになったのは。
先ず彼らのアルバムは、そのジャケット・デザインがセクシーでいかしてますよね。
"STRANDED"をレコード・プレイヤーにかけ、1曲目の"Street Life"を聴いて、ROXY MUSICって良いよな!と思ったのが彼らのファンになったきっかけです。
ストレートなロック・ナンバーで凄く良いと思いました。
また、"Amazona"もちょっぴり前衛的で面白いとも思いました。
それから、1st、2ndと購入し、その後はアルバムが発表される毎に手に入れることとなります。
彼らは、
・Roxy Music (1972)
・For Your Pleasure (1973)
・Stranded (1973)
・Country Life (1974)
・Siren (1975)
・Manifesto (1979)
・Flesh and Blood (1980)
・Avalon (1982)
と8枚のオリジナル・アルバムを発表しておりますが、私が最も好きなのが、本日紹介する"Flesh and Blood"そして2番目が"Avalon"とバンド末期のものです。
どこが良いかというとメロディがこなれていて、ポップなところです。
この辺りは、どこかAOR的な雰囲気があるというのが、その理由でしょうか。
特に"Flesh and Blood"は彼らのアルバム・デザインの中でも秀でていると思います。
収録ナンバーは、
01. "In the Midnight Hour" (Wilson Pickett, Steve Cropper) 3:09
02. "Oh Yeah" 4:51
03. "Same Old Scene" 3:57
04. "Flesh and Blood" 3:08
05. "My Only Love" 5:16
06. "Over You" (Ferry, Phil Manzanera) 3:27
07. "Eight Miles High" (Gene Clark, David Crosby, Roger McGuinn) 4:55
08. "Rain, Rain, Rain" 3:20
09. "No Strange Delight" (Ferry, Manzanera) 4:44
10. "Running Wild" (Ferry, Manzanera) 5:03
となっており、02、03、06、そして01が米国のみでシングル・カットされております。
02、03なんかはとても良い曲だと思いますが、このアルバムのベスト・テイクはシングル・カットされていない05だと思っているのはおそらく私だけではないと思います。
このアルバムがAOR的雰囲気を持っているというのをまさに具現化したナンバーが05なんです。
確か、BRYAN FERRYもおそらくこのナンバーを気に入っているのでしょうか、アルバム発表以降のライヴでは、必ずといって良いほどこのナンバーを取り上げております。
とにかくメロディアスなまさにAOR的雰囲気いっぱいのナンバーだと思います。
ROXY MUSICを聴いたことのないAORファンの皆さん、是非、この"Flesh and Blood"と次作のラスト・アルバム""Avalon"を聴いてみてはいかがでしょうか。
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