2015-01-08
LEON RUSSELL / CARNEY (1972)

"A Song For You"は色々なミュージシャンがカヴァーしておりますし、"Superstar"はThe Carpentersの、"This Maquerade"はGeroge Bensonのカヴァー曲が大ヒットしましたので、これらの曲を作った人なんだ、と改めて思うかも知れません。
私の彼の印象といえば、こういった多くの名曲を作った人という以外に、George Harrisonの「バングラデシュのコンサート」の映像です。
この映像は、日本でも映画化され、10代の後半に映画館で見ましたが、Geroge Harrisonがメンバーを紹介した時、「Stand up Leon」という彼の言葉と、"Beware Of Darkness"の後半部分はLeonがヴォーカルを担当、そして、彼の"Youngblood"のパフォーマンスがとてもカッコ良く、私にとってのLEON RUSSELLはまさにこの「バングラデシュのコンサート」の映像です。
彼のヴォーカルは少しクセがあり、この辺りが嫌いな人もいらっしゃると思いますが、前出のナンバーのとおりとても綺麗で美しい曲を書く人です。
彼のアルバムは、全てではありませんが、結構持っております。
カヴァーされたナンバーもほぼLEON自身のヴォーカルで聴けますが、最も残念なのが、"Superstar"だけ、彼のパフォーマンスが残っておりません。
このナンバーは、The Carpentersのヴァージョンが大ヒットしましたが、確かこの曲は、LEON RUSSELLが当時親交のあった Delaney & Bonnieに"Groupie"というタイトルで書き下ろしたナンバーだった思います。
The Carpentersのヴァージョンも素敵ですが、このDelaney & Bonnieのヴァージョンもとても良く出来ておりますので、未聴の方は聴いてみると良いと思います。
本日紹介する"CARNEY"は1972年の作品で、全米2位にランクインされたアルバムです。
参加メンバーは、
・Leon Russell – vocals, guitar, bass, piano
・Don Preston – guitar, vocals
・Joey Cooper – guitar
・Carl Radle – bass
・Chuck Blackwell – drums
・Jim Keltner – drums
・John Gallie – organ
で、このメンバーを見て喜ばれるファン(私と同年代?)もいるかと思います。
収録ナンバーは、
01."Tight Rope" – 2:59
02."Out in the Woods" – 3:35
03."Me and Baby Jane" – 3:52
04."Manhattan Island Serenade" – 3:25
05."Cajun Love Song" – 3:08
06."Roller Derby" – 2:22
07."Carney" – :47
08."Acid Annapolis" (Leon Russell, Don Preston) – 2:47
09."If the Shoe Fits" – 2:21
10."My Cricket" – 2:55
11."This Masquerade" – 4:22
12."Magic Mirror" – 4:56
となっております。
01は彼の大ヒット・ナンバーで代表曲です。
このナンバーの収められているスライド・ギターの音色は、まさにGeorge Harrisonしており、クレジットにありませんが、Georgeかも。
この頃は結構覆面で色々なアルバムにも参加していたようですし。
George Bensonのカヴァーが有名な11ですが、このオリジナルもかなりいけてます。
こういった70年代のシンガーのアルバムなんかは、今の若い洋楽ファンにも是非聴いていただきたいですね。
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