2015-01-12
HUMMINGBIRD / We Can't Go On Meeting Like This (1975)

HUMMINGBIRDのメンバーは以下のとおり。
・Bobby Tench - guitar, vocals (1974-1977)
・Max Middleton - keyboards (1974-1977)
・Clive Chaman - bass (1974-1977)
・Bernie Holland - guitar (1974)
・Conrad Isidore - drums (1974)
・Robert Ahwai - guitar (1974-1977)
・Bernard Purdie - drums (1974-1977)
彼らは、
・Hummingbird A&M AMLS 68292 (1974)
・We Can't Go On Meeting Like This A&M AMLH 68383 UK / SP-4595 USA (1975)
・Diamond Nights (1979)A&M AMLHI 64661 UK / SP 4661 USA (1976)
の3枚のアルバムを発表しておりますが、本日紹介する2ndでドラムスを担当しているのはBernard Purdieで、ジャケット・デザインを含め、彼らの最高傑作と言われております。
私もこのアルバムが最も良いかなと思っております。
1stアルバムが発表された時期はFUSIONというジャンルはまだありませんでしたし、CROSSOVERというジャンルさえまだ確立されておらず、ジャズ・ロックみたいな言い方をされていた時期だと思います。
そんなことを考えると当時の先端をいっていたサウンドで、ソウル、ファンク、ロック、ジャズが見事にCROSSOVERされたものです。
どのアルバムを聴いても全く古さを感じさせません。
この2ndには、
01."Fire and Brimstone"
02."Gypsy Skys"
03."Trouble Maker"
04."Scorpio"
05."We Can't Go on Meeting Like This" (Tench/Samwell/Middleton)
06."The City Mouse"
07."A Friend Forever"
08."Heaven Knows" (Tench/Samwell)
09."Snake Shack"
10."Let It Burn"
の10曲が収められており、特に01なんかは、Clive Chamanのベースがビンビンのファンク・ナンバーでいかしているという言葉がピッタリのとてもカッコ良いナンバーです。
Max Middletonの美しいフェンダーが聴けるインスト・バラードの02、ファンキーでソウルフルなヴォーカルがいかした03なんかは、ブラコン・ファンも納得の1曲、その後のFUSION時代を予想させる04、06、ギターのトーンが魅力的なソウル・ナンバーの05、AORファンも納得のメロディアスなバラードの07、08、10、01タイプのカッコ良いファンク・ナンバーの09とほぼ捨て曲が無い強力な1枚です。
ブラコン、ファンク、フュージョン・ファンだけでなく、AORファンにも聴いていただきたい1枚です。
しかしながら、3枚とも2007年(1stアルバムだけ2度目)に紙ジャケでリ・イッシューされましたが、初回限定プレスということで、現在は全てがレア化しております。
2nd、3rdはJapan Onlyということで、海外からも問い合わせが舞い込んでくる隠れた名盤だと思います。
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