2016-07-24
STUFF / MORE STUFF (1977)

併せて、同年代のAORアルバムも然りで、<ソニー AOR誕生40周年記念 AOR CITY 1000>と銘打ったシリーズが2016年7月27日と8月17日にリリースされますが、今回の目玉は何といってもNIGEL OLSSONのChanging Tidesでしょうか。
他にもCD化されたが今では入手困難なものも再CD化されますし、これは今年のエポック・メイキングが出来事になると思いますね。
FUSIONやAORものは、こうやって結構な数がリ・イッシューされますが、これが産業ロックというと、まだまだなんですね。
是非、当時メジャー・レーベルで発表されたアルバムなんかも多数ありますので、是非CD化を願っているのですが。
ということで、本日は、2014年12月10日に1,080円(税込)ととても安くリ・イッシューされたSTUFFのMORE STUFFを紹介いたします。このアルバム、最初のCD化から何度も何度もリ・イッシューされております。
まあ、それだけ、名盤だという事なんでしょうが。
1977年に発表されたこのMore Stuffは、Stuffの2ndアルバムですが、彼らの人気絶好調期の作品で、もう何も言うことが無い素晴らしい出来です。
メンバーは、Cornell Dupree (g), Eric Gale (g), Richard Tee (key), Gordon Edwards (b), Steve Gadd (ds), Chris Parker (ds)の6人で、当時は、それぞれが有名なスゴ腕のスタジオ・ミュージシャンでした。
私は、Stuffのアルバムの中では、このアルバムが最高傑作さと思っております。 とにかくメロディアスなんです。
1曲目の"This One's For You"は、Richard Teeによる作品で、彼の弾むようなピアノが中心の最高の曲です。
2曲目の"And Here You Are"は、Stuffの中でも最も好きな曲です。とにかくヴァイオリンが奏でるメロディは最高で、こんなに美しい曲とはめったに出会えません。
私は、結構いろいろなジャンルの曲を聴きますが、それらの中でも、私が好きな曲のベスト10に入るかも知れません(ちなみに、当然ですが、Bostonの"A Man I'll Never Be"もその中にはいります)。
3曲目の"Subway"を聴くと、何かしらNew Yorkの地下鉄を思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか?
Gordon Edwardsが渋い(本当に渋い?)声を聴かせる4曲目の"Love Of Mine"は、曲調としては結構ポップでかなりいかしてると思います。この曲でも、Richard Teeのピアノは最高ですね。
5曲目の"Honey Coral Rock"では、Eric Galeのギターを中心に添えた曲で、ロック・スピリッツが溢れた曲となっています。
6曲目の"Sometimes Bubba Gets Down"は、ベース、ドラムスのリズム・セクションを中心に添えた曲となっています。
7曲目の"As"はStevie Wonderの作品で、メロディがとてもいかした曲で、かなりいい線いってます。
アルバム最後の"Need Somebody"は、Richard Teeのヴォーカルが聴けるバラードで、ディープな歌い方ではなく、どちらかというとRay Parker的なアーバンソウルといった感じでしょうか。
私にとってStuffの魅力は、とにかくRichard Teeのピアノです。
このバンドでの彼の占める存在はとても大きいと思います。彼無しでのStuffはちょっと考えられませんね。
そういえば、このRichardですが、George Harrisonのアルバムでもかなり良い仕事をしてましたっけ。
ただ、残念ながら、Richard Teeは既に帰らぬ人となっております。
とにかくこのアルバムは最高です。
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