2020-06-12
PAGES / PAGES (1978)

80年代に"Kyrie"、"Broken Wings"で全米を制覇したMR MISTERとして名を馳せるRichard Page(vo)とSteve George(key)を中心としたバンド、PAGES。彼らのデビュー作となる本作は、ジャズ/フュージョンの要素を巧みに取り入れたスムーズな楽曲、控えめながら細部にわたり気を配られた演奏は、これぞAORと唸る出来映え。プロデュースは元BS&TのBobby Colomby、ゲストにDave Grusin(key)、Michael Brecker(sax)、Victor Feldoman(perc)らを迎えている。
オリジナル・アルバムの発表は1978年。
Pages 32:57
01 Clearly Kim 03:25
02 This Is For The Girls 03:30
03 Let It Go 04:16
04 Listen For The Love 03:44
05 Love Dance 02:09
06 If I Saw You Again 03:24
07 Interlude 01:03
08 It's Allright 03:25
09 Room At The Top 03:50
10 I Get It From You 04:11
Jerry Manfredi Bass
Peter Leinheiser Guitars
Richard Page Vocals
Russ Battelene Drums
Steve George Vocals, Keyboards
1曲目のその"Clearly Kim"はソウルフルな若干ジャジーでオシャレなナンバーです。 Richard Pageのヴォーカルだけではなく、Steve Georgeの奏でるムーグ・シンセサイザーとフェンダー・ローズの音が最高にいかしたナンバーです。 これは、まさにAORと呼ぶのに相応しいナンバーだと思いますね。
2曲目の"This Is For The Girls"は1曲目以上にジャジーな感じのするナンバーです。 Philip Baileyのファルセットしたバッキング・ヴォーカルとVictor Feldmanのヴァイヴが最高のナンバーです。
3曲目の"Let It Go"は、Steve Georgeがリード・ヴォーカルをとっているナンバーです。 Steveのファルセット・ヴォイスが最高にいかしてます。 また、このナンバーでは、Richard Pageがギター・ソロを披露しており、バックの音はとてもフュージョンっぽい音となっております。 メロディアスなとてもいかしたナンバーです。
4曲目の"Listen For The Love"でのPeter Leinheiserのギター・ソロは圧巻で、かなり上手いです。 このナンバーもメロディアスでとても良く出来たAORとなっております。 バックの女性ヴォーカルがとてもファンキーで、良いアクセントとなっております。
5曲目の"Love Dance"はSteve Georgeのフェンダー・ローズと彼のミニ・ムーグのソロをフィーチャーしたインスト・ナンバーとなっておりますが、曲が短いのが残念です。
6曲目の"If I Saw You Again"は1曲目の次に良く出来たナンバーです。 都会的な洒落たナンバーで、Richard Pageの声って、ホント、こんなナンバーにピッタリなんです。 Steve GeorgeやPeter Leinheiserを始め、バック陣の演奏は最高です。
7曲目の"Interlude"は8曲目の"It's Alright"を導入する曲ですが、8曲目は、これがまたとてもメロディアスな良く出来たバラード・ナンバーなんです。 Richardのヴォーカルも絶好調ですが、バックの女性Leni Grovesのヴォーカルがまた素晴らしいときてます。さらにこのナンバーでは、Michael Breckerのサックス・ソロがこのナンバーをより魅力的なものとしております。
8曲目の"Room At The Top"はノリの良いファンキーなナンバーで、Richard Pageのソウルフルな歌唱が光っています。 また、このナンバーでも、Peter Leinheiserのギター・ソロはカッコ良いです。
ラスト・ナンバーの9曲目"I Get It From You"はしっとりしたジャジーなナンバーです。 Steve Georgeのフェンダー・ローズがとても美しく聴こえるナンバーです。
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