2020-06-17
Journey / Frontiers (1983)

JOURNEYの代表作は、前作の"Escape"を挙げる方が多くいらっしゃると思いますし、商業的にもこの"Eascape"は600万枚以上売り上げたマンモス・アルバムでしたし。でも、私としては、"Escape"も捨てがたいですが、よりハードになって音も洗練されたこの"Frontiers"の方が好きです。
JOURNEYは、もともとSANTANAバンドにいた Neal Schon と Gregg Rolie が中心となって1972年に結成されたバンドです。初期JOURNEYサウンドは、どちらかというとプログレッシヴ・ロック色を帯たハード・ロックという感じでしたが、1978年に Steve Perry (Vo) が加わり、さらにGregg Rolieの後任として Jonathan Cain (Key) が加入してから、歌もの中心のハード・ポップ路線となり、これが万人に受け入れられ、一躍、トップ・バンドに躍り出ました。 前作 "Escape" がその証拠のアルバムだともいえます。
Frontiers (1983) (10 tracks) 43:47
01 Separate Ways (Worlds Apart) 05:24
02 Send Her My Love 03:54
03 Chain Reaction 04:21
04 After The Fall 05:00
05 Faithfully 04:26
06 Edge Of The Blade 04:30
07 Troubled Child 04:29
08 Back Talk 03:16
09 Frontiers 04:09
10 Rubicon 04:1
Steve Perry : Vocals
Neal Schon : Guitars
Jonathan Cain : Keyboards
Steve Smith : Drums
Ross Valory : Bass
Studio: Fantasy Studios
Producer: Mike Stone & Kevin Elson
この"Frontiers"ですが、先にも書きましたが、"Escape"に比べ、サウンド的にはかなりハードになってます。
その代表的なナンバーが、01の"Separate Ways (Worlds Apart)"ですが、この曲は最強の産業ロック・ナンバーです。メロディも最高ですが、ヴォーカルやメンバーのそれぞれのパートも文句のいいようが無い、ご機嫌な曲です。
02の"Send Her My Love"は一転してお得意のバラード・ナンバーです。最高にメロディアスな曲です。Steve Perryのヴォーカルも最高です。
03の"Chain Reaction"も1曲目同様、結構ハードなナンバーで、カッコ良い曲です。
04の"After The Fall"はミディアム・テンポのナンバーで、コーラスがいかした曲となっています。
05の"Faithfully"は、Jonathanのピアノから始まるバラード・ナンバーで、ちょっと抑え気味のSteve Perryのヴォーカルがいかしてます。途中のNealのギター・ソロも官能的で最高です。
06の"Edge Of The Blade"はギンギンのNealのギターとSteve Smithのドラムスとが絡んだ前奏から始まるご機嫌なロック・ナンバーです。
07の"Troubled Child"はJonathanのキーボードにNealの押さえ気味のギターが絡む感じの曲のミディアム・テンポのナンバーですが、その中にもとてもロック・スピリットを感じる曲で、これも最高にいかしたナンバーです。
08の"Back Talk"は、Steve Smithのドラムスがカッコ良いナンバーです。この曲は、メロディよりリズムをメインとした曲となっています。このアルバムの中でもハードさが最もあるナンバーですね。
タイトル・ナンバーの09の"Frontiers"も曲の感じは違いますが、どちらかというとリズムがメインの曲となっています。
ラストの10の"Rubicon"は、かなりハードなNealのギターから始まる曲です。6曲目と似たタイプの曲で、これも最高にご機嫌なナンバーです。
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