2020-06-20
Electric Light Orchestra / Time (1981)

このアルバムは彼らの9枚目オリジナル・アルバムで、1981年に発表されました。
また、1976年発表の"A NEW WORLD RECORD (邦題:「オーロラの救世主」)、1977年の2枚組の大作"OUT OF THE BLUE"、そして私が彼らのベスト・アルバムだと思っている1979年の"DISCOVERY" で世界的な支持を受け、前作のOlivia Newton-John主演の映画"XANADU"あたりが彼らの頂点だったと思いますが、この"TIME"だって過去のアルバムに全くもってひけをとっておりません。
ちなみに本日紹介するアルバムは、2001年にボーナストラックを3曲追加し、リ・イッシューされたものです。。
Time (1981) (16 tracks) 54:27
01 Prologue 01:16
02 Twilight 03:41
03 Yours Truly, 2095 03:11
04 Ticket To The Moon 04:07
05 The Way Life's Meant To Be 04:38
06 Another Heart Breaks 03:49
07 Rain Is Falling 03:55
08 From The End Of The World 03:16
09 The Lights Go Down 03:33
10 Here Is The News 03:49
11 21st Century Man 04:02
12 Hold On Tight 03:06
13 Epilogue 01:35
14 The Bouncer (B-side of UK "Four Little Diamonds" 12" single) 03:14
15 When Time Stood Still (B-side of "Hold On Tight" single) 03:33
16 Julie Don't Live Here (B-side of "Twilight" single) 03:42
Acoustic Guitar – Jeff Lynne
Backing Vocals – Jeff Lynne, Kelly Groucutt
Bass Guitar – Kelly Groucutt
Drums – Bev Bevan
Electric Guitar – Jeff Lynne
Electric Piano – Richard Tandy
Guitar – Richard Tandy
Percussion – Bev Bevan
Piano – Jeff Lynne, Richard Tandy
Producer – Jeff Lynne
Strings – Jeff Lynne, Rainer Pietsch, Richard Tandy
Synthesizer – Jeff Lynne, Richard Tandy
Vocals – Jeff Lynne
Written-By – Jeff Lynne
01の"Prologue"は、宇宙をテーマにしたコンセプト・アルバムのまさに序章で、このアルバムの内容を予感させるものとなっている。
01とつながって入る02の"Twilight"は、「電車男」の主題歌ばかりでなく、過去に某自動車メーカーのCMにも使われたこともある彼らの代表曲の一つです。The Beatlesを敬愛しているJeff Lynneですが、Lennon-McCartneyに優るとも劣らない稀代のメロディ・メーカーであることは、誰もが認めるところでしょう。最高にいかしたメロディアスなナンバーです。
03の"Yours truly, 2095"は、彼らのどの曲でもそうですが、ストリングスが効果的で最高で、Jeff Lynneのヴォーカルもコンピューター処理され、とてもカッコ良い曲です。
04"Ticket To The Moon"はバラード・ナンバーですが、01同様、このアルバムのハイライトな1曲です。メロディアスなナンバーで言うこと無しです。
05の"The Way Life's Meant To Be"は、どこか聴いたことがあるようなメロディが何となく懐かしさを感じさせる、そんな曲です。
06の"Another Heart Breaks"はインスト・ナンバーで、ギターの音のように聞こえるOberheim Synthesizerの音色が哀愁をそそる、そんな曲です。
07の"Rain Is Falling"でもJeff Lynneのメロディ・メイカーとしての才能が非常に優れていることを表している曲です。このメロディの美しさは、たまらないです。
08の"From The End Of The World"はディスコ調の曲で、このアルバムの中でもちょっと異質な感じがしますが、まあ、これもJeff Lynneです。
09の"The Lights Go Down"は、何となく郷愁を感じる曲です。
10の"Here Is The News"は、バックでアナウンサーがニュースを読んでいる効果音が入ったユニークな曲です。何となくニュー・ウェーブっぽい曲で、面白いかも。
11の"21st Century Man"はJeff Lynneお得意のバラード・ナンバーでとてもメロディアスです。
12の"Hold On Tight"は陽気なロックンロール・ナンバーで最高にいかしてます。このアルバムの中でも、かなり気に入っている1曲です。そういえば、このアルバムの後に出された"SECRET MESSAGES"にも"Rock 'N' Roll Is King"というロックンロール・ナンバーがありますが、この曲の延長線上にあるような曲でしたね。"Hold On Tight"は、とてもカッコ良いナンバーです。
13の"Epilogue"は、アナログ・レコードの時は、ラストの曲でした。「全体を思い返してもらうため」とJeff Lynneは語っているようです。
14から16までの3曲は、今回のリマスターに合わせて、ボーナス・トラックとして追加された曲です。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://aorparadise.blog66.fc2.com/tb.php/1855-218b387a