2020-06-26
Marc Jordan / Blue Desert (1979)

皆さんがご存知のとおりJay Graydonがプロデュースを手掛けたAORの最高傑作です。
1979年発表ということですので、今から41年も前の作品ですが、全く古さを感じさせません。当時はとにかくヘヴィ・ローテーしていたアルバムで、甘いも苦いも思い出がいっぱい詰まってたアルバムです。
本当に完成度が高いアルバムだと思います。
ウィキペディアによると。生まれはニューヨークはブルックリンということですが、カナダでの音楽活動が長かったせいか、てっきりカナダ人のシンガーだとばかり思っておりました。
1974年に何枚かシングルを出しましたがあまりパっとしなかったようです。ただ、これらがGary Katzの目に留まり、Mannequin のプロデュースにつながったとのこと。また、ウィキペディアでは、1977年に"Jordan"というアルバムを発表しているようですが、これについては、全く不明ですね。巷では、Mannequin (1978)が1stアルバムとなっておりますので。
Marc Jordanは、
スタジオアルバムとして
Jordan (1977)
Mannequin (1978)
Blue Desert (1979)
A Hole in the Wall (1983)
Talking Through Pictures (1987)
C.O.W. (Conserve Our World) (1990)
Reckless Valentine (1993)
Cool Jam Black Earth (1996)
This Is How Men Cry (1999)
Make Believe Ballroom (2004)
Crucifix in Dreamland (2010)
On a Perfect Day (2013)
Both Sides (2019)
ライヴアルバムとして
Live (1980)
Live: Now and Then (1999)
コンピレーションアルバムとして、
Living in Marina del Rey and Other Stories (2002)
以上のアルバムを発表しております。
私は、On a Perfect Day (2013)というアルバムが発表されたことを知らず、Amazonで検索してもカタログに掲載されてなく、他のアルバムは全て所有しているので、ちょっとばかり後悔しているおります。
ただ私にとってのMarc Jordanは、Mannequin (1978)、Blue Desert (1979)、A Hole in the Wall (1983)ぐらいまでで、Talking Through Pictures (1987)を聴いた時は、がっかりした記憶があります(でも、良く聴いてみるとアルバムの出来としては良いと思います)。
それ以降も作品はどんどん変化してジャズ・ヴォーカルやエスニックなアルバムなどを発表しております。
ただ、全て作品の根底にあるのは、Mannequin (1978)にあったのかなと、私は感じております。
Blue Desert (1979) (9 tracks) 38:08
01 Generalities 04:27
02 I'm A Camera 03:50
03 Twilight 03:43
04 From Nowhere To This Town 03:36
05 Beautiful People 04:30
06 Lost In The Hurrah 05:24
07 Release Yourself 04:17
08 Tatooed Lady 03:48
09 Exile 04:33
Guitars : Jay Graydon, Ray Parker,Jr, Dean Parks
Bass : Abraham Laboriel
Drums : Ralph Humphreys, Jeff Porcaro, Jim Keltner
Keyboards : Michael Omartian, Greg Mathieson, Steve Porcaro, Dave McMorrow
Harp : Ben Benay
Sax : Ernie Watts, Pete Christlieb
Flugel Horns : Chuck Findley
Background Vocals : Venette Gloud, Bill Champlin, Marcy Levy, Bobby Kimball, Tom Kelly, Carmen Twillie
Studio: Garden Rake Studios
Producer: Jay Graydon
全曲捨て曲無しのAORの最高傑作。
"I'm A Camera"での、Jay Graydonのギターは、彼のギターソロの3指に入っているとか。
前作のGary Katzプロデュースの"Mannequin"の出来もよかったけど、Jay Graydonの完璧なプロデュースによる本作に軍配が上がると思います。"Mannequin"のサウンドと比較すると、静から動へといった感じです。聴き比べると結構面白いかも。
"Mannequin"には、"Red Desert"というとても良い曲が収められておりました。そして、本作のタイトルは、"Blue Desert"となっています。本作は、そいいう意味でも、Marc Jordanが前作と対比して作ったんじゃないのかなと思います。
これだけのAORの名作ですから、各曲の紹介はしませんが、とにかく、私は、Marc Jordanのあのちょっと乾いた感じのヴォーカルがとても気に入っていて、特にこのアルバムは、彼のベスト・ワンだと思います。
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