2021-03-17
Pablo Cruise / Lifeline (1976)

このアルバムは、彼らの実質的な出世作となっております。
アルバムに収められている6曲目の"Zero To Sixty In Five"が、サーフィン映画の古典的名作とされている"FREERIDE"のテーマ曲として使われ、Pablo Cruiseの名前が全米に知り渡るようになったわけです。
サーファーから大きな支持を受けたバンドで、CORY LERIOSのキーボード・プレイが魅力的で、彼のキーボードが大々的にフィーチャーされた曲が、彼らのヒット曲・代表曲になっているものが多く、彼がサウンドの要になっていることに異論はないところだと思います。
Pablo Cruise / Lifeline
01 Crystal 03:41
02 Don't Believe It 03:14
03 Tearin' Down My Mind 03:58
04 (I Think)It's Finally Over 03:13
05 Lifeline 03:35
06 Zero To Sixty In Five 05:01
07 Look To The Sky 03:02
08 Never See That Girl Enough 03:28
09 Who Knows 03:37
10 Good Ship Pablo Cruise 03:27
David Jenkins : Vocals, Guitars
Cory Lerios : Keyboards
Bud Cockrell : Vocals, Bass
Stephen Price : Drums, Percussion
Producer: Val Garay
01の"Crystal"はメロディアスなナンバーで、地元のサーファーから圧倒的な支持を受け、ローカル・ヒットした曲だそうです。 02の"Don't Believe It"は、Davidのヴォーカルが聴ける若干ファンキーなナンバーです。03の"Tearin' Down My Mind"は、曲の始まりのサックスとCoryのピアノが素敵なナンバーで、かなりカッコ良い曲です。ここでのサックスですが、Tommy Bolinの1976年のアルバム"Private Eyes"に収められている"Sweet Burgundy"でのサックスとソックリです(Tommy Bolinのこの曲も私は大好きですが)。04の"(I Think) It's Finally Over"も、Coryのピアノが最高です。05のタイトル・ナンバー"Lifeline"もPablo Cruiseの代表曲の一つですが、覚えやすいメロディーを持った曲で、DavidとBudのダブル・ヴォーカルがいかしてます。Davidのギターも最高です。06の"Zero To Sixty In Five"は、このアルバムの中でも(というよりPablo Cruiseの発表した曲の中でも)最もいかした曲となっています。最高にメロディアスなインスト・ナンバーで、Coryの華麗といっても過言ではないピアノ・ソロから始まり、途中から曲がアップテンポになりDavidの流れるようなギター・ソロへと転調する、これぞ、まさにPablo Cruiseです。もう言うことなしです。07の"Look To The Sky"は、スティール・ギターの音色が効果的なナンバーで、Pablo Cruiseの産業ロックバンドに対するSurf Rock Bandというもう一つの面にスポットを当てた曲となっております。08の"Never See That Girl Enough"はDavidの少し抑え気味のヴォーカルがとても良いメロディアスなナンバーです。この曲でも、バックのCoryのピアノは光ってます。09の"Who Knows"は、Budのヴォーカルによるソウルフルないかしたナンバーで、お薦めの1曲です。10の"Good Ship Pablo Cruise"はPablo Cruiseのテーマ・ソングともいうべきナンバーです。この曲は、ライヴではアンコールのラストを締めくくることが多かった曲だそうで、ラテン・フレーバーの曲です。
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国内盤・帯付・中古の紙ジャケ仕様で、価格は、3,500円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
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