2021-05-09
Gregg Clemons / Gregg Clemons (1980)

アメリカ人シンガーGregg Clemonsが1980年に発表した唯一作です。
ジャケット写真のとおりAORアルバムです。
この時期、昨日のPeter McIanのようにアルバムを1枚のみ発表して消え去ったシンガーがそれこそ何人もおります。こういったAORシンガーが雨後の竹の子のようにデビューしては消え、といった時代でした。私は、AORに嵌っておりましたので、アルバム・ジャケットを見ては、次から次へとアルバムを購入しておりました。
こういった一発屋のアルバムでも中には良く出来たアルバムも結構ありました。
このGregg Clemonsのアルバムもその内の1枚です。
プロデュースはPete Solleyで、英国人のミュージシャン、プロデューサーで、Ted Nugent, Oingo Boingo, Motörhead, The Romantics, Jo Jo Zep, Peter Frampton, The Sports, Wreckless Ericなど多数のアルバムのプロデュースをしております。
Gregg Clemons / Gregg Clemons
A1 Night Birds 3:22
A2 I Feel You Near 4:00
A3 747 2:59
A4 Maybe I'm In Love 2:39
A5 Without Love 3:26
B1 Get Up 4:03
B2 Love Speaks Clearer 2:57
B3 What You Need 3:33
B4 Don't Turn Around 2:39
B5 It Happened In My Life 5:19
Alto Saxophone – Vito Wiegratz
Backing Vocals – Cherryl Fonfara, Josie Falbo, Marilyn Grimes
Bass – Jeff Masino
Drums – Greg Wilson
Guitar [Lead] – John Masino
Keyboards, Vocals – Jeff Oakley
Lead Vocals – Gregg Clemons
Percussion – Michael Lorenz
Tenor Saxophone – John Casella
Written-By – Gregg Clemons
Producer – Pete Solley
内容はというと、ポップ・ロックしたAORで、途中のサキソフォンがいかしたメロディアスでポップに仕上がったA1はオススメ。出だしのサキソフォンがいかしたA2はメロディアスなAORナンバーでこれまたおススメ、エレクトリックギターのトーンがいかした若干ハードなポップロック・ナンバーのA3、甘いメロディがいかしたメロディアスでポップに仕上がった60年代を感じさせるA4はアルバムの一押し、サウンドに厚みがA5の仕上がりもとてもポップ、サウンドにキレがあるB1もメロディアスなパワーポップ風のナンバー、ヒットポテンシャルが高いシングルカット向きのメロディアスでポップなB2、ロックンロール・7タイプのポップなB3、メロディアスでポップなB4、ラストのB5もメロディアスでポップロックしたナンバーで、エレクトリックギターも結構フィーチャーされており、私はこのアルバムを気にっております。
ソングライターとしての資質も高く、このアルバム1枚のみで消えてしまったのは、とても残念です。
まぁ、とてもマイナーなアルバムですので、CD化は無理かと思いますが。
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